サーフィンの語源の意味を、恋愛模様に置き換え、都市風メロディをまぶした楽曲 ~ 杏里 「Surf City」
どういうわけか、遺伝子の名残なのか、海の中に入ることが好きではありません。
海を見て癒されたり、波の音を聞きながらぼんやりしたり、港のある風情ある街を散歩したりするのはとてもすきなので、どうやら、水の中に入ることが嫌いなのでしょう。
小学生時代も水泳授業は憂鬱でしたし、海水浴に行っても、波打ち際を駆けるだけ。
そんな風な具合ですから、一生涯で絶対やらないと思うのが、サーフィンです。
あの人の背丈以上の波の上を、無防備なサーフボードで滑り降りるという行動は、とてもできません。
サーフ、surfの語源は、「近代英語で「打ち寄せる波」を意味するsuffeが変形したもの」(weblio辞書より)だそうで、それが転じて今の言葉になっていったのだそうです。
サーフィン自体の歴史もとても古く、wikiによれば紀元400年ごろから、その痕跡が見られるのだそう。
1960年代はビーチボーイズのサーフィンUSAが、夏だ海だサーフィンだという意識を喚起させますし、1970年代は映画「地獄の黙示録」で描かれた爆撃を受けながらも命令でサーフィンをする兵士が描かれ戦争の皮肉を喚起させますし、1980年代はボンネットにサーフボードをねじ止めしている輩も多数出現、世の中平和だ中流階級バンザイという80年代の名残を喚起させました。
1990年代もドラマ「ビーチボーイズ」は湘南のイメージをこれでもかと言わんばかりに喚起させました。
冬はスキー、夏はサーフィンというのもまた、典型的なバブル期の青春模様でしょう。
そんなサーフィンの語源の意味を、恋愛模様に置き換え、都市風メロディをまぶしたのがこの楽曲。シティポップとサーフィンは相性がいい。
ひどくそう思う。
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