音を日常の彩りに Vol.6 / 夜の空が高い、、秋の夕暮れに想う / 大西順子「Nature Boy」
秋の帰り道、ふと空を見上げると、夜の空は高く、雲も朧雲のような。。
そんな時に想う句は
朧夜の底を行くなり雁の声
江戸の俳人、有井諸九という方の句だそうですが、、実は作家北村薫さんの書籍で目にした一文です。
なんとなく、空の高さと、空間の広がりを感じるような気がして好きなんですよね。そして、なんとなく、この季節の夕暮れ時に思い出してしまう句でもあります。
、、そして、この季節、この句を思い出しながら、頭に流れているのは、大西順子さんのこの曲なんです。
さて、そんな秋の夕暮れ時~夜の空を見ながら、、みなさんはどんなことを想いますか?
■新しい企画テーマを考えてみました。
【テーマについて】
人は毎日、日常的に衣を纏う。その日の気分に合う色をチョイスして。日常に彩りをもたらすため。
色が我々に与える影響が大きいように、日常に漂う音もまた我々に、知らず知らずのうちに影響を与えていることでしょう。
都会や人が暮らす街には自然の音と人工の音が入り混じっていて。そんな中で音をうまく生活の中に取り入れていくには。
音は奏でられると、音楽となります。それは何百年も前からずっと形を変えて受け継がれてきています。
自分が楽器を演奏できなくても、歌がうまく歌えなくても。歴史に残された音楽という音をセレクトして誰かに届けることができるのでは無いか。そしてその音楽からマインド的に生活の豊かさ、彩りが生まれないだろうか。
そんなことを考えて、あるシチュエーションを仮定し、そこに流れていると良いと感じる音楽、楽曲を紹介して見ます。
誰かが奏でた音。音楽。
そんな音に力を借りて、毎日に少しでも彩りをもたらす事ができれば幸いです。
音楽を纏って、日常に彩りを。
いいなと思ったら応援しよう!
いつも読んで下さってありがとうございます。頂いたサポートはいろんな音楽などを聴いてご紹介するチカラになります。あなたに読んでいただき、新たな出会いを楽しんでいただけるよう、大切に使わせて頂きます。よろしくお願いします!