
Photo by
mioarty
状況を船に例えてみる ~「So Long london」テイラー・スウィフト
And you say I abandoned the ship
But I was going down with it
My white-knuckle dying grip
Holding tight to your quiet resentment
And my friends said it isn't right to be scared
Every day of a love affair
Every breath feels like rarest air
When you're not sure if he wants to be there
この辺りの歌詞を見て、中森明菜の難破船を思い出しておりました。
船というのは、歩くことができない海の上を進みますから、離れていくと=乗り遅れてしまうと、追い付くことは非常に困難。追いかけることすら困難です。
そして、陸とは違い、沈んでしまう可能性も秘めている。
そんなことから、船の暗喩は、どちらかというと悲しみにあふれたものが多く見受けられるような気配がありますね。埠頭、港、船、という言葉にも共通するものかもしれません。
日本では、昔からこういった状況が詠まれてきました。
たとえば、
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
この有名な句が詠まれたシチュエーションは以下の通りだそうで、やはり、船旅はそういった感慨深さをはらんでいるのでしょうか。
この句は、松尾芭蕉が門弟の河合曾良を伴って旅に出た際に、千住で船を降りて詠んだものです。当時の千住大橋は木造で、奥州街道の出発地としてにぎわっていました。芭蕉は多くの人々に見送られた心境を、人のみならず、鳥や魚までが別れを惜しんでいると描写しています
いいなと思ったら応援しよう!
