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何かを必死で追いかけていたあの頃を思い出す ~ ユニコーン 「デーゲーム」
みなさんは、学生時代に部活動をされておりましたでしょうか?
なんとなく何かに入っておいたほうが良いような雰囲気もあったし、結局は当時人気のあった漫画に触発されて運動部に所属しておりました。運動は苦手なのですが。。。
運動が苦手ゆえ、あまり部活動については語るべきものがないのですが、特筆すべきは身体能力の向上ですかね。
毎日のように走り回っていたので、瞬発力か持久力かでいえば、持久力が相当つきまして。大の苦手だったマラソン大会で、高校時代は全校生徒のうち男子150名ほどの中で20位くらいまでは食い込めるようになってました。毎日毎日の積み重ねで、自然と。。。
やはり、勉強も運動も絶えまない連続した反復練習あってのことなのだなと実感。
さて、僕は当時人気のあった漫画に触発されたわけですが、それは「キャプテン翼」。まあ、キャラクターもたっていて、必殺技もあって、チーム対抗戦(試合)もあって、人物的成長も描かれて、かつ「ボールは友達」という名言もあるというジャンプ漫画王道路線でしたので、ヒットしたのもうなずけます。
こんな風に、漫画に触発されてそのスポーツにあこがれるパターンが多いと思います。たとえば「スラムダンク」。この漫画にあこがれて、バスケを始めた方も多いのではないでしょうか。これも、敵も味方もキャラが立っていて、味方キャラも後から増え、「あきらめたらそこで試合は終わりですよ」などの名言あり、チーム対抗戦あり、人物的成長ありというジャンプ王道路線でした。
余談ですが、この雰囲気がジャンプ漫画でしたよね。男子があこがれる世界というか。マガジンもサンデーにもヒット作はありますが、ちょっと違うのですよね。うまく言えませんが。ちょっと年齢層は上向けでしたかね。ジャンプは年齢層が幅広いのでしょう。
「鬼滅の刃」も、敵も味方もキャラが立ってて、必殺技があり、聖闘士星矢の黄金聖闘士12人のような柱がでてきて、人物的成長もきちんと描かれていて。
「ジョジョ」「キン肉マン」「北斗の拳」「るろうに剣心」「魁!男塾」「ドラゴンボール」「銀牙」などもみんなこのパターンですね。当時の編集長の意図なのでしょうけど、素晴らしいなと。
さて、ジャンプ漫画で不思議となかったのが「野球」をテーマにした大ヒット作。プロレス、サッカー、バスケは大ヒット作があったんですけどね。
野球といえば、大ヒット作は「ドカベン」でしょう。この漫画も主人公の成長もそうだし、仲間もキャラが濃くて、対戦相手も個性派ぞろい。かつ、それぞれが悩みを抱えてて、それがリアルに描かれていたのも特徴ですね。この登場人物の苦難を乗り越えるあたりが、ジャンプではなくチャンピオン向けだったような気がします。少年よりもちょっと上の世代に刺さるのかなと。
(「巨人の星」は僕の世代にはちょっと古くて。。あまりなじみがなかった。)
さて、こういった漫画にあこがれて部活動を始めたとして、そこにどんな思い出が残っているでしょうか?
この楽曲は、野球の白いボールを追っていた日々を大人になって、デーゲームを見ながら回想しています。
あの頃は、名選手になろうと意気込んでいたけれど、結局、ベンチウォーマーで、もちろん、ジョー・ディマジオにはなれなかった。
でも思い出は暖かく。その延長に今があるならば、思い出を含めたその長い時間があってこその今の自分自身であろうと、、。
あの頃を思い出させてくれる楽曲です。
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