その時、灯りは、あなたとわたしの2つになって一層輝いていく ~「その時生まれたもの」BEGIN
利他という言葉について考えてみます。
利己的がその逆の言葉。それはまさに自己中心的な意味合いを含みます。
自分さえよければいいという風に。
反対に、利他は、誰かのためになることをするということになります。
誰かを幸せにする、その行動。
解釈はいろいろあると思いますが、そこに犠牲の感情が在ってはいけないと思います。
自分のことは差し置いて、誰かのために尽くすのは、一見、素敵なことです。でも、自分自身をないがしろにして、誰かを幸せにはできないと感じます。
まずは、自分を大切にしていくこと。そうすると、利他の精神で自分を含めた他のみんなが幸せになっていけるはず。
この曲でいう灯りとは、誰もが持っている心の温かさの具現化でしょう。
灯りが生まれる瞬間。それは、誰かのために生きていく決心ができたとき。
ただ、その灯りは自分にも灯っていたほうがいい。
その時、灯りは、あなたとわたしの2つになって一層輝いていくのでしょう。
さらにこの曲でいう、苦しみが愛おしいとは、それを乗り越えた先に見えるものがわかっているからこそなのでしょう。
自分が傷ついているなら、あなたのいたわりが私を救う。
あなたが傷ついているなら、わたしのいたわりがあなたを救う。
その時、二人の思いが共鳴し、唄が生まれるということなのでしょう。
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