「青」の表現に魅せられて ~「ディーバ」(フランス映画)ジャン・ジャック・ベネックス監督
その内容よりも映像の素晴らしさに感心してしまう映画ってありますよね。
これのそんな映画の一つ。
ジャン・ジャック・ベネックス監督作品の描く、映像は、本当にいつまでも頭にやきついて離れない。
この映画のモチーフのようなものでいえば、ジグソーパズル、主人公の淡い恋、バイク・・それらを映し出す洗練されたカメラワーク。
こんなモダンな装いとは相反するように、タイトル『ディーバ』からも分かるように物語の中心にはオペラがある。
モダンとクラシカルの対比が見ていてとても面白い。
とても80年代のフランス映画チックで、混沌としているし、雑多でカラフルな印象なんだけれども不思議と整合感を感じてしまう。
それは監督の手腕なんでしょう。
しかしこの監督も“青”の表現がうまいですね。
『ベティ・ブルー』の青も、この映画の青も、同じ青という括りではあるけれど、イメージは全く異なりますね。
この映画を見ていると新しい発想が浮かんでくるような気がします。
休日の夜とか、じっくり見てみるのもいいかもしれません。
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