サブスクで読める本気のホラー小説3選
以前「角川ホラー文庫編集部」さんが本気出すキャンペーンということで、オススメのホラー作品を6冊紹介していて、なかなかにセンスの良い選出だなーと思った。
(正確にいうと自分は人怖系や、猟奇的な作品にはあまり怖さを感じないので、怖い作品というよりはホラー風味も入った面白い作品というイメージの作品だなと思ったけれども)
実はこの作品のうち3作品に関しては、Kindle Unlimitedに加入していれば、月定額で読むことができるので、個人的な推薦文章とともに作品を紹介したいと思う。
クリムゾンの迷宮 貴志祐介
藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。
思えば人生で1番初めに触れたデスゲーム系の話は『クリムゾンの迷宮』かもしれない。この頃はまだ漫画などでデスゲームが流行り出すより前だったように記憶しているが。
殺るか殺られるかのハラハラ感が圧倒的文章力で表現されている作品である。
流石に設定は他でも使われてしまっているけど、植物やサバイバルの綿密な調査に基づく描写や岩陰から異形のモノを見つける描写なんかは、小説ならではのホラー感ではないかしら。
夜市 恒川 光太郎
こちらもホラー小説ランキングでは有名な作品となっている。そして、こちらも現在Kindle Unlimitedで読むことができる(2021.5月現在)
どちらかというと、ファンタジー色の強い作品なので個人的には恐怖!という感じでは全然ないのだけど、ハマる人にはめちゃくちゃハマる作品みたいだし、よくできている話なのでオススメに上がるってのは納得できる。
合ってるかわからないけど「和風ホラーフリーゲーム」とか好きな人は好きなんじゃないかというイメージがある。
紗央里ちゃんの家 矢部 嵩
この記事を書こうと決めた際Kindle Unlimitedに入っていることを知り、先ほど読み終えた本。
内容は狂人系とでもいうのかな?不気味な親戚の家を小学生の男の子が探索する話。始終猟奇的なシーンしか出てこない。そういうのが好きな人にはたまらない作品だと思う。レビューも賛否両論という感じ。
個人的には前述の通り、人怖系ではゾクゾクしないので怖いとまではいかなかったが、癖になる文章ではあると思った。
まとめ
という訳で、現時点でKindle Unlimitedで読めると思われる「角川ホラー文庫の本気」からの3選でした。
Kindle Unlimitedは現在玉石混淆状態なので、良い本がまとまっていると便利かなーと思い、たまに好きな本をまとめています(^○^)
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