初めての営業職が不安な娘に贈るおすすめの一冊『営業の魔法』
「お母さん、私、来月から営業だって・・どうしよう・・」
(´;ω;`)
来月から新社会人になる娘から、こんな言葉が出ました。
営業職に就く可能性もある職場を選びはしたものの、いざ本当に営業という職種に決まると、その中身が見えなくて不安になったのでしょう。
彼女の心の叫びを言葉にすると、こんな感じでしょうか。
「どんな言い方をすればお客さんはモノを買ってくれるんだろう?」
「お客さんから要らないってきつく言われたらいやだな~」
(´;ω;`)
新社会人だけでなく、営業職でうまくいかず辛さを感じている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も新卒で初めての職種は営業職でした。
そして結果的には営業職をその後長年継続することになったのですが、はじめは「あるある勘違い」でたくさんの失敗をしたものです。
(*^^*)
「営業では、お客様に商品のメリットをいっぱい伝えることが大切!
自分が知っている限りの情報をお客様へ提供することで私自身を信頼してもらいたい!」
このような勘違いを私はしばらく実行している中で、やはり営業はうまくいかず、先輩に叱られながら営業の基本を教わりました。
そして、自分にベクトルを向けるのではなくお客様にベクトルを向ける習慣が身につき始めると、自然とうまくいくようになり営業が楽しく感じられるようになった経験があります。
(*^^*)
あれから時を経て・・・。
今、営業職の仕事に漠然とした不安を持っている娘に贈るなら、この本かなと思いました。
中村信二さんの『営業の魔法』です。
『営業とは、お客様の問題を解決するお手伝いをする職業です。
そして、お客様と成長の感動を共有するという使命があるのです。』
営業についての本は数多くあります。
よくあるのは「折れないマインドの持ち方」「営業のための話法テクニック」などでしょうか。
でも、これだけでは自分の人生に営業職がどう生きてくるのかが足りないと感じます。
その理由は、私自身が営業を通して一番得たことは、後生誇れる営業成績などではなく、自分自身の成長だったと深く実感しているからです。
「営業では、お客様に質問をして話をよく聴く。
その中から出てくるお客様の価値観や不安や希望をよく観る。
そうするとお客様に対して自分がどうしたいのかが分かり、情熱をもって伝えることができる」
営業職以前の私は、自分の話したいことばかりを話し、相手の考えを理解しようとせずに頭の中で否定していることもありました。
そんな私が何を伝えても、誰の心にも響く言葉は出ないはずです。
営業職以後は、失敗から学んで相手の話をしっかり聞きたいと思えるようになり、そのための質問を考えたり、お客様との関係の中で伝えるべきことがはっきりわかってから話を始めるようになれたと思っています。
営業職で身についた習慣は、普段の生活の中のコミュニケーションスキルとして充分に役立つことなのだと、後になって痛感しました。
娘にも営業職を通じて成長してもらいたいなと思っています。
そして一生懸命にやろうと思ったら、この本に出てくるような素敵なメンターさんとも出会えるのではないかと思っています。
(*´ω`)
ダメダメ営業マンの小笠原君が、わらをも掴む気持ちで営業の神様のような紙谷さんに「営業を教えて欲しい」と頼むところから、この本のストーリーは始まります。
ページをめくると、主人公の成長に一緒に泣き笑いできる『魔法』がかかってる本のようです。
(^^♪