自治体で副業するためのノウハウ公開します!!【後編】
今回は、後編をお届けします!
前回のnoteはこちらから↓↓↓
改めて振り返ると、公務員のアドバイザーをする際に私が大切にしていることは、次の3つでした。
前回は2つ目までを紹介したので、今回は3つ目からとなります。
3.共通のゴールを明確にする
これは、組織やチームではなく、プロジェクトで動く時の鉄則です。まずは、一番最初にスケジュールや対応すべき/しないタスクを明確にしてから、動き始めたいですよね。
今回の海陽町の採用プロジェクトでは、採用活動の時期が明確に決まっていたので、そこから逆算して、どのような打ち手があるかを考えていきました。いわゆる、ガントチャート的なモノを用意して、いつまでに・誰が・何をやるかを議論してました。
その結果、海陽町では、次の2つの取り組みに挑戦することになりました!
そもそも、自治体職員の仕事ってイメージしづらいですし、いざ募集期間になっても募集中であるということが求職者に届かないという課題に対する打ち手としての取り組みです。
①認知獲得のためにnoteで発信すること
まずは、AIDMAの法則的な発想に基づき海陽町を知ってもらうことを最優先事項として、SNSでの発信活動に挑戦することにしました。色々と調べてみると、自治体向けの公式noteがあることを知り、海陽町からnoteに問い合わせしていただきました。
ここは、前回書いた通り、意図的にあれもこれも私が対応するのではなく、アドバイザーに徹した事例の1つです。
自治体版公式noteを見つけてきて類似サービスとの比較作業までは私が行いましたが、実際にそのメリット・デメリットを比較して、海陽町の採用担当の方がnote運営会社に問い合わせしてくださったのでした!
さて、話は戻りますが、noteでの発信内容や頻度を一緒に決めていき、実際に記事作成から公開へ順調にステップを踏んでいくこととなります。驚いたことに、採用担当者の方の文才がすごく(note初挑戦なのに!)、どの記事を読んでもスムーズに文章が頭に入ってきます!さらに、要所要所でボケとツッコミのようなfunnyさのある内容に仕上がっているので、読みごたえ抜群。間違いなく、今後も、海陽町の資産として採用活動に貢献してくれるコンテンツに仕上がりました!
②採用担当者だけではなく若手職員にも協力してもらうこと
こちらは、異動問題へのリスクヘッジから思いついた施策となります。前回の記事にも書いた後藤新平の名言「人を残して死ぬのが上だ」を体現すべく、来年以降も海陽町に根付く仕組みを残そうと私の方から提案しました。
プロジェクト初期段階からこのような目標を明確にしておくことで、単に採用業務をやるだけではなく、仕事の価値を何倍にも高めることができると考えています。いざ業務に没頭してしまうと、目の前の仕事が「作業」と化してしまい、本来のゴールを見失ってしまうのが人の性。いわゆる「手段の目的化」というやつです。
これを回避するための方法として、「エース級社員を採用活動に巻き込む」作戦を提案してみました。具体的には、若手職員(入庁して数年以内)の方にも採用活動に参加してもらい、海陽町役場内でも採用活動を盛り上げるという施策です。
今回は、4名の若手職員の皆様に参画いただけることとなりました。当初は、採用広報用のインタビューに協力いただく程度の予定だったのですが、週次の会議にも参加してくださいました(本当に感謝)。積極的に意見まで出していただき、頼もしい限りです。
既に4名全てのインタビューがnoteで公開されてます。一番最初に公開された濱田さんの記事を貼っておくので、良ければご覧ください♪
来年度以降も、少しずつメンバーを入れ替えながら、採用活動に協力することが若手職員の間でステータスになっていってくれることを祈ってます。
(番外編)アドバイザーなるためにやったこと
最後に、アドバイザー就任前後でやったことメモも公開します!!
簡単に1つずつ紹介すると、①は文字通り公開情報を読んでみました。町の歴史や三浦町長のご経歴から、各分野の町の重点施策を一望しました。
②は、ホントにオススメです!Twitter・Instagram・Youtubeなどで、とにかく”海陽町”を含む様々なコンテンツを漁ってみました。最新の生の情報が手に入るので、いま何が起きているのか・どんな人たちが注目しているかも垣間見ることができます。そして、最も刺激的だったのが、東京に住んでたのに海陽町に移住した現役の大学生の方を発見したこと!連絡をしたら、直ぐにご返信をいただき、遂に先日はリアルで会ってランチを一緒に食べてきました!この衝撃の出会いもnoteにまとめたので、よければこちらを参照ください。
その他にも、③現役の公務員の知人に最新の公務員事情をコッソリ教えてもらったり、④マーケット&競合調査的に他の市町村の採用HPを見たりしてました。そして、最後に⑤他のアドバイザーとの交流も学びの多い出会いとなりました。自治体で副業するとなると先行事例が無かったため最初は手探りだったのですが、数名の方とお話しさせていただき随分と勉強になりました。この話だけでも、別記事1本が書けそうなので今回は割愛します(笑)
どうやらまだ書けることは沢山あるのですが、今回はこれで強制終了とします!ここまでご精読いただき、ありがとうございました!!!