「えっ、そんなことしていいの?」上司をマネジメントする3つの意外な方法 ーイシュー・セリングを解説!【前編】
「えっ、上司をマネジメントするなんて、そんなことしていいの?」
そう思われる方も多いかもしれません( ゚Д゚)
実は、上司をうまくマネジメントすることは、仕事のパフォーマンス向上、さらにはキャリアアップにもつながる重要なスキルなのです!!
そこで今回は、上司をマネジメントする3つの意外な方法をご紹介します。
1.「これやりたい!」というより”松竹梅”を提示して選んでもらう方法
2.一歩譲って交渉術を有利にする”アンカリング”狙い
3.ハーバードビジネスレビューでも紹介された”イシューセリング”という手法
この中でも、特に注力してご紹介するのが3つ目の「イシュー・セリング」という手法です。このノウハウを知っていれば、様々なタイプの上司との交渉を有利に進めること間違いなし!!!
本題に入る前に、よくある失敗パターンを1つだけ挙げてみます。
よくある失敗パターン(小説風)
こんな経験は、誰しもありませんか??
原因は何なのか、次で触れていきますー
1.「これやりたい!」というより”松竹梅”を提示して選んでもらう方法
いわゆる”松竹梅”3つのプランを用意していると、真ん中の「竹プラン」がいちばん選ばれるという現象です。
先ほどの失敗パターンを思い出してください。
誰しも勢いで”自分の想い”をプレゼン資料に落とし込んで、一方的な提案や稟議をしてしまっていないでしょうか??
恥ずかしながら、私も、以前はそうでした(自分が考えたプランが絶対に良いと信じてしまうのですよね・・・)。
先ほどのエピソードは、そのあとに
と続きます。一方的なCさんの想いだけでは、部長さんは判断できません。
ここで登場するのが、”松竹梅”を選んでもらうという手法です!
人は、プランが1つよりも、複数の選択肢があった方が、心理的に選ぶ/決断することが楽になるそうです。
たとえば、買い物する時を想像してみてください。
人は1つの購入を迫られるとそれを‘買うか or 買わないか’で考えるが、3つあると‘3つのうちどれを買うか’という思考に切り替わるそうです。
たいていの場合、3つの選択肢を提示されると人は、真ん中を選んでしまいます。仕事も同じで、提案が1つだけの時は、その提案が”良い or 悪い”で判断されがちですが、3つ提案することで「どれが良いか!」と選んでもらえる可能性が高まります(私の経験値上、かなりの確率です!)。そして、3つのプランを提示すれば、おおよそ真ん中のプランが採択されるケースが多いですー
このように真ん中を選ぶ心理傾向は、行動経済学では「妥協効果」や「極端の回避性」と呼ばれるそうです。
2.一歩譲って交渉術を有利にする”アンカリング”狙い
もう1つ、似たような手法として、アンカリングという手法をご紹介。
これは、最初に印象的な数値や情報を与え、その後の意思決定に影響を与えることを指します。
広告で良く使われている「通常3万円のところ、50%OFFの1万5000円で提供」などの下げ表示は、このアンカリング効果を活用した事例です。
たとえば、上司側がアンカリングを利用した会話はこんな感じ
こう言われないためにも、アンカリング効果を知っておくことは大切ですね(≧▽≦)
ここで前編は終了となります。
後編では、本題のイシューセリングを紹介しますので、乞うご期待ください!!
(追記:後編はこちらです!!)
ご精読いただき、ありがとうございましたー
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?