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【自己紹介】1on1エバンジェリストを名乗るに至った経緯を語ります!

みなさん、ご無沙汰しております。1on1エバンジェリストの門沢(@hiroyuki_kadosa)です!

先日投稿したnoteに多くのリアクションをいただき、ありがとうございました!!!

今回の「1on1型化シリーズ」では、採用や育成に関わる全ての方(特にマネジメント層)に読んでいただきたいなと思って書いてますが、そもそも私がどんな人物かを紹介しますー


それは、2023年10月某日でした。

1on1を広めたい!!!って想いが浮上し、自らを「1on1エバンジェリスト」だと自己暗示をかけることにしました。ということで、私が何者であるか、なぜ1on1型化に目覚めたかを綴ってみたいと思います。


プロフィール

門沢宏征(かどさわ ひろゆき)
昭和63年生まれ

埼玉県川口市出身
山形県鶴岡市在住

上智大学総合人間科学部教育学科卒業
2児(長男・長女)の父親ですー

仕事は、スタートアップで人と組織関連の仕事してます。

野球・将棋・マラソンが好き🏃
寿司と焼き肉が好き。
ミスチルが好き。
ドラゴンボールが好き。
クラシック音楽鑑賞とピアノ演奏も少々。

♪大学生の時の演奏


<どんな人か>
ソーシャルスタイル理論で分類すると完全に「Driving」な人間です。
MBTIだと「主人公(ENFJ型)」タイプになります。

■■■ENFJ型の特徴■■■

  • 他人のために行動でき情熱的で利他主義

  • コミュニケーション能力が高い性格(らしい)

  • 皆の意見をまとめ目標を作成し、問題を特定したり解決策を考えるのが得意

  • チームをまとめて人の意見に耳を傾け、様々な人の考えを取り入れる

  • 他者への気遣いが行き過ぎておせっかいと思われることがあります

  • 繊細で打たれ弱い面もあるw

(補足)MBTIとソーシャルスタイル理論について
両方とも、ユングの『タイプ論』という難解な本の内容を実務ベースに落とし込んだ理論。MBTIは4タイプ、MBTIは16タイプに人間の性格を分類することで、相互理解を深め、より効果的なコミュニケーションや対人関係を築くことが出来る。


主な経歴

1社目:100年以上続く老舗出版社

新卒では、100年以上続く老舗の出版社に入りました。本を読むのが好きなので、編集者になりたいという単純な理由から選んだだけです(笑)

私が社会人になったのは、2011年4月。リーマンショックや東日本大震災の後だったので、社会全体がモヤモヤしていたあの頃です。ただ、入社して、もっと衝撃的なモヤモヤにぶち当たりました。具体的なエピソードは割愛しますが(これだけで2-3時間は語れるw)、会社員ってイメージしていた以上に大変だというギャップに思い悩んでました。

この会社では、いわゆる法人営業を担当していたのですが、本とは無縁の事業部でもあったので、正直モチベーションは高くなかったと思います。仕事を覚えることは大変だし、社内の人間関係は複雑だし、お客さんからは怒られるし、「学生にもどりてー!」って何回思ったことか(笑)

ただ、この会社で、私を救ってくれた方々との出会いがありました。このことは、後半で詳しく語りますー

2社目:中国資本の太陽光パネル・メーカーの日本法人

親会社はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する、結構ちゃんとした会社に入りました。1社目が古い業界の歴史ある会社だったので、2社目は真逆で「新しい業界の設立まもない会社」に飛び込みたいと思って転職しました。私が入った当時は、まだ20名くらいの組織規模だったので、ベンチャーそのものでした!

この会社では、色んな挑戦をさせていただきました。責任者として、権限と予算をもっていろんなことに挑戦して、たくさんの失敗を経験できたことは、この後の社会人生活への財産となりました。育成やキャリア形成に熱い社長だったので、意図的・計画的に私をマネジメントしてくれていたのかもしれませんー

3社目(現職):スタートアップ


そして、3社目(現職)は、いわゆるスタートアップに転職しました。まだ、在籍しているので多くのことは語れないのですが、自分がマネジメントする側になり、また人事としてマネジメントを会社に”普及”する側になりました。

手前味噌ですが、1社目と2社目での経験値があったので、マネジメント業務は絶対にできるという根拠のない自信はありました。とはいえ、参考書的にマネジメント系の書籍に書いてあることを見よう見まねで実践して、色んな成功体験・失敗経験を得ることが出来ています!!

なぜ1on1エバンジェリストを名乗るっているの?


明確な原体験があります


それは、1社目での先輩方との出会いです。10年以上経ったいまで「自分もあの先輩のようになりたい!」という想いは変わりません。

当然のことながら、日本的大企業(あえてこの言葉を使います)では、新卒時代は責任ある仕事を任せてもらえるわけもなく、データ整理や先輩のサポート業務が中心でした。このままでは成長できないし転職しようかなとモヤモヤしていたところ、私を救ってくれたのが、中途入社組の先輩方でした。

特に、リクルート出身(通称:元リク)の方々からのご指導は、言葉では表現できない程に衝撃的でした。もちろん、あの有名なフレーズ「お前はどうしたい?」の洗礼も頂戴しました(笑)

※お前はどうしたい?
リクルート社員の口ぐせ10選を作るとしたら、必ずランクインする伝説的なフレーズ。当事者意識を引き出すためのパワーワードであるが、分からないことを質問にいくと、必ずとこの言葉で打ち返しされる。真意は、指示だけ与えられ仕事すると成長しないのだから、まずは仮説と自分の意見を考えたうえで質問した方がその人のためになるというマネジメント手法


もはや、別の会社に転職したんじゃないかという錯覚に陥る程に、徹底的に鍛えていただきました。当時は辛かったですが、とても感謝しています!


先輩からの愛のあるマネジメントで、成長できた話


せっかくなので、1つだけエピソードを紹介します!元リクの先輩方からは、日々、次のようにマネジメントされてましたー

● お客様に見積を出す前の会話

先輩「門沢、今回営業に行く目的って何?」

門沢「お客さんの所に行って見積書を出してくることです!(合ってるかな)」

先輩「(愛のある感じで)どアホ!訪問して、何を達成して来るか質問してるんじゃい」

門沢「見積書をお渡ししてきます!」

先輩「見積書を出すだけならば郵送でも出来るだろー。見積書を出した後にどんな状態になっていたら良いか想像しているか?ちゃんと考えろ!」

門沢「あ、、、何も考えてませんでした。お客様から見積提出依頼があったので、提出することがゴールだと思ってました」

先輩「見積書を出した結果として、コンペに呼んで頂くのか、上席の方とアポ取らせてもらうのかで、提出の仕方や内容をもっと吟味できるよね!?」

門沢「なるほど」

先輩「先日見積提出したC社の時と同じように、まずは見積書を出すことで、お客様に興味を持って頂くことを目標にしてみよう。そのためには、見積書の内容がわかりやすく、説得力のあるものにすることが重要だ。また、見積書を出す前に、お客様の課題やニーズをしっかりと把握しておくことも忘れずに。」

門沢「こうすればお客様が納得していただける見積書を出せるかもしれませんね!」

先輩「見積書をきっかけに、お客様との関係を深めていくことも大切だぞ。いいか、すべての仕事には必ず目的があるんだ。そして、仕事とは、その目的を最も効果的かつ効率的に達成する方法を考え出し、それをやり遂げることなんだよ。頑張れ、門沢。」

門沢「はい、頑張ります!」

先輩「頑張ってこい!」

このエピソードからの学び


いかがでしょうか??

少し、解説&補足します。文字にすると厳しく感じる方もいるかもしれませんが、二人の間に信頼関係があるので、嫌な感じでは全くありません。むしろ、「お前ならできる!」と𠮟咤激励されている感じです。

ポイント①
先輩から「見積書を出した後にどんな状態になっていたら良いか想像しているか?」という問いかけが重要です。こういう質問ではなく、意図的な「発問」が多いのが特徴的です。

※発問とは
質問は「答え」がある領域に対して回答を促すに対して、発問は答えのないの領域について働きかける手法。「日本の首都はどこですか?」は質問。「日本の首都を決める基準は何だと思いますか?」が発問。発問のメリットは、能動的に考えて、思考を深める癖をつけることができること。

ポイント②
後半部分で「仕事とは、その目的を最も効果的かつ効率的に達成する方法を考え出し、それをやり遂げることなんだよ」と語ってくれている所が個人的に好きです。普段から、このように仕事の意義を語ってくれるのです。こういう意味付けを常にしていただけるお陰で、目の前の単調に見える仕事でも意義や目的が明確になるので、頑張ろうって気になれました。

一般的なマネージャーは、指示や情報の伝達だけで、仕事の意義や目的を語ることは少ないはず。一方で、元リクの先輩方は、とにかく意義や目的から逆算して、仕事を組み立てることを促してくれます。しかも、私の価値観や行動特性を考慮して、自己効力感を高めたり、経験学習サイクルを自然と回してくれていたことに後から気づきました。


愛のあるマネージャーを少しでも増やす!


次は自分の番だ

おかげさまで、リクルート流の圧倒的な当事者意識と目的意識を注入いただき、社会人として基礎力(働くOS)は、バッチリと身に着けることができました!!

振り返ると、この育成方法は1on1みたいな感じでした。常にプレッシャーはありましたが、一人ひとりに真剣に向き合ってくれたのです。そこには、必ず「」があったとすら感じています(笑)

社会人になり10年以上が経過して、いろんな経験をする中で、自分がしてもらった「マネジメント」を今度は次の世代に継承していくフェーズになってきたなと感じるになったのが、エバンジェリストを名乗るきっかけです。

最近、様々な方にこんな話をしたら共感いただけることが多かったので、「えいや!」で始めることにしました(こういう直感を信じる派です)。

少し脱線しますが、会社って、どこにあると思いますか???


ビルの中?
会議室?

いや、それだけじゃないですよね。

会社って、「人と人の間」にあるというのが私の考えです。『NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘』という本に、こんな主旨の話があります。

会社とは、物理的な場所や空間ではなく、普段接する頻度の多い人達との関係性である

確かに、集中して仕事したり、お客様と商談するための空間も大切です。でも、やっぱり一番大切なのは、同じチームの人や一緒にお昼ご飯を食べる人との人間関係。

人間関係が良好であれば、仕事はもっと楽しくなるし、会社ももっとうまくいくはず。

その最小単位である1対1のコミュニケーションって、何だろう?


そう、1on1ですよね!


1on1が良き時間になれば、もっと幸せになれる人を増やせるんじゃないかな。これが私の仮説であり、目標でもあります!!!


まとめ


1社目の出会いは、いわゆる「ロールモデル」っていうやつでした。次は自分が、あの成長の機会を提供する側だという使命感に燃えてます!!

今の時代にわかりやすく”布教”するためには「1on1」と表現は少し変えつつも、目指すべきはリクルート社が生み出した「心理学的経営」の現代版みたいな感じです!

※心理学的経営
創業メンバーの大沢武志氏によって提唱された経営論。その中心には「個をあるがままに生かす」という言葉が据えられ、心理学的アプローチによって、組織と個人との良好な関係性を読み解く手法。

詳しくはこの本に書かれてます📚


動機付け理論・リーダーシップ論などに基づいた、令和時代のマネジメント方法を言語化して、一人でも多くの方のお役に立てるノウハウを定義出来たらと思ってます!

そして、ノウハウをまとめたら、いつか本を出したい!!!

ということで、自己紹介は以上となります。
ご精読いただき、ありがとうございました!(^^)!

次回予告


次回のnoteでは、1on1を知るための本オススメ10選を紹介する予定ですー!

また、1on1について悩んでいる方いましたら、いつでもDMでご相談ください!!どんな些細なことで、お答えします!!!
(一緒に学びましょ(^▽^)/)



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