#18 数字に隠れた意味を知る(Cafe編) ②
こんにちわ。
「緊急事態宣言で県外への外出を控える」を理由に、昼間っから酒を飲み、ゲームとYotubeに没頭する今日この頃、みなさまどうお過ごしでしょうか。
#Yotubeは世界史メイン #フォートナイトしか勝たん #GWバンザイ
今回は前回のCafe市場の分析で、深みにはまってしまったのでもう少し掘り下げて「数字に隠された意味」を紐解いてみようと思います。
最終的にはどのようなお店にするかまで導き出せると良いな♪
#素人の分析はじまるよ #後編やで!前編は以下
✅ 仮説からさらに深堀ってみる
前回の情報での仮説は以下でしたね。
1時間ちょっとの分析ですので、色々お許しいただきたい所はありますが、ここでは市場分析の結果を受けて、さらに深堀るポイントを明確にしていきます。
まず、①についてはさらに情報と検討が必要です。
ここで見失ってはいけないのは、「大多数のお客様は今のコーヒーが大好き。」ですので、ここは尖った味を追求する事が目的ではなく、
「クオリティをTOPレベルにした状態をベースに差別化をする」
という方向性が良いのではないかと思います。
②③④については、お店のコンセプトに近いものですので、①の情報を元に何かひらめく事を期待する事にします。
#この時点で出口見えていない・・・けど、多分なんか出ます(笑
ですので、もう少し「消費」や「個人利用」の数字にダイブして顧客ニーズを探ってみる事にします。
✅ 顧客嗜好を探るのである
そもそも日本人ってどの国のコーヒーが好きなのかを知る必要がありますね。私、自分の好み以外全然理解していないっす!
下記の表は、日本のコーヒー豆の国別輸入の数字。
#文字ちっさくてすいません。。
前回の分析で「生豆ベースでの輸入が主流で製品輸入の割合はごくわずか」と判断していますので、基本的には「輸入量=コーヒー豆のニーズ」と捉えて良いと考えました。
【状況理解】
①ブラジル、ベトナム、コロンビアの3国(第1グループ)でシェア70%
②グアテマラ、エチオピア、インドネシア(第2グループ)と併せて6か国でシェア90%
③単価はベトナムがリーズナブル(市場平均の58.7%)
④タンザニア、ホンジュラス、ペルー、中国が延びてきている。特に中国の伸び率が半端ない(762%)。
豆を売る場合は、「第1グループ・第2グループは鉄板構成」として入れて、残りを「特殊部隊の④+日本産の中から選別していく」感じでしょうか。
ちなみに、私の行きつけの焙煎所でのコーヒー豆単価(50g)は、
「ブラジル 330円 / コロンビア 380円 / グアテマラ 420円 / エチオピア 420円 / インドネシア 450円」
です。
輸入原価と比べると「利益率が高いのはブラジル・エチオピア・インドネシア」あたり。ここを主軸とする可能性も考えてみても良いかもしれません。
また、「ベトナム豆が異常に安くて、伸びてきている傾向にあるので、ブレンド豆としてうまく活用する」感じ。
まあ、こんな感じでしょうかね。
但し、私には経験も知識もないので、ベースを理解しつつここの領域はプロにお任せして意見を聞きながら進める形が良いと判断します。
#焙煎所と提携? #餅は餅屋やで
✅ お店を開く場所を探るのである
次は、お店をオープンする場所です。
地価や立地条件等もあるので簡単ではありませんが、良い機会ですので数字から紐解いてみようと思います。
以下は、「県の情報」と「都道府県別 喫茶店数」を表にしたものです。
全ての都道府県を張り付けるとめちゃくちゃ長いので、選出したTOP20のみを掲載しました。
一応簡単に説明しておくと、①~③は国が公開している各都道府県の基本情報です。
そして、重要なのは「⑤喫茶店数」の指標。
出店を検討すべき都道府県を導き出す事が目的なので、「④人口密度の順位」と「⑦1店舗当たりの対象人数」の2つの順位を単純に加算して効果の大きい(数字の小さい)場所を導き出しています。(⑧)
「土地に対して人口密度が高く 」、「1店舗に対しての対象人数も多い」という事は、ニーズが高くお店も不足している可能性が高いという事です。
#あくまで仮説です~
【状況理解】
⑤ 埼玉と千葉と神奈川が、最も人口密度が高く、そして1店舗当たりの対象人数が4,000人前後と高い傾向。
⑥ 大阪・愛知については、そもそも喫茶店数が東京よりも多いので、⑦の順位がものすごく悪くなる結果
本当は順位の加算ではなく、重み付け等でもっと細かく見ていく必要があるのですが、今回は時間がないのでこんな感じまとめてみました。
しかし、関東圏強しですね。大阪・愛知については、ニーズもあるのだと思いますが、そもそも市場競争が激しい場所なのではと想定されます。
#愛知はモーニング人気!?
✅ターゲットと集客を明確にしてくのである
最後に、残りの状況理解に対してのアクションを導き出します。
このあたりは、数値というよりも市場の中で効果のある「やり方」の知識を持っている必要があります。
#この市場の知識がない人間の見解なので責任はとらんよww
【②ただコーヒーを出すだけでは既存Cafeで十分】
既に国内のCafeの市場は飽和状態です。
そこに新規参入していくのですから、他のお店よりも選んで頂ける意味を見出さなければなりません。
また、前回の記事で記載した通り、1人あたり0.5杯/週が国内市場なのであれば、それ以上にリピートして頂ける工夫も必要です。
なのでここは、お店の世界観や体験を交えたコミュニティをどう活性化させていくのかが焦点にあたるかと思います。
俗にいう「FUNを作る」というやつです。
例えば、
[場所の価値提供]
・お店はリモートオフィスを創造して仕事をしやすい空間に仕上げる
[経験の価値提供]
・珈琲焙煎の体験が出来る
・ Web会議等で豆の選出から焙煎指示までを一貫して行い自分だけのコーヒー豆を作れる(リモートオーダーメイド焙煎)
[人とのつながり価値提供]
・定期的な試飲会とコミュニティーの拡大
みたいな感じでしょうか。
何のためのお客様がその店に来るのか?をきちんと定義して集客する方が良いですね。
【③顧客ニーズの大多数は「家庭」】
コーヒーを飲む場合の7割が「自宅/家庭」。
ともすると、「外出してコーヒーを飲んでもらう」だけをターゲットにするのはかなり厳しいと想定されます。
それに加えて、外で飲むの市場は、スタバやマック等のシェアを得ている企業に既に牛耳られています。
ですので、「自宅でおいしく飲める」すなわち、おいしい豆を提供し続ける事が重要なのだと思います。
また、品質が良いのであればデリバリーも効果がありますよね。
いつでもどこでも好きな店の好きな味のコーヒーが飲める領域までうまく持っていければ勝ち組になれそうな気がしています。
【④男性と女性のどちらをターゲットにするか】
これはもう出店する場所によって決めるべきだと思います。
ビジネスマンが多い地域においては、40台あたりのおじさんをターゲットにするべきでしょう。
住宅街の近くに出店する場合は、30台後半以降の女性をターゲットにするべきでしょう。
マクドナルドやスタバに勝とうとせずに、そこにない価値提供(「場所の近さ」や「コミュニティ」)をいかに作れるかが大事です。
店を決める際にそのあたりの戦略数字も取りながら検討してくのが良さそうですね。
✅ 数字に隠された意味見えましたか?
さてさて、2回にわたり素人の数値分析をお恥ずかしながら公開してきました。
最初に「日本コーヒー協会」の数値データを選定した時には、どのような出口になるのか全く見えていませんでした。
でも、なんとなく方向性が導き出せる所まで持ってこれたかなあと思っています。(エヘン
「鮮度と信頼性のある数字データ」から「変化点を検知」し、そこに対しての「仮説と深堀を繰り返していく」事で、不確定であった「仮説が少しずつ立証され確信」になっていきます。
成功させるための秘訣は、失敗を回避する事です。
身近にある数字で皆様も遊んで?訓練して?見てもらえればなあと思います。
ちょっと、楽しい記事になったのかどうかは不安ですが、こんな回もたまにはいいでしょう((笑
ではでは。
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