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光と向き合う【ライカ M9-P】

最近写真を撮る中で意識していることの一つに「光と向き合う」がある。写真はレンズから通ってくる光によって生まれるものだと思っているので、レンズから入ってくる光をコントロールすることで表現に奥行きが出るのではないか。また、自分の意思で光をコントロールすることで、今よりも愛機たちとの会話を楽しめるのではないか。そんなことを最近はよく考えている。

Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
うっすら雲が張っていたので気持ち明るめの露出で撮った。空が淡くて素敵。
Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
川の向こう側は天気が良くなかったので、少し暗い気持ちを意識して露出アンダーに設定した。
Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
ホームの薄暗い雰囲気を引き立てるように露出アンダーを意識して撮った。アングラな雰囲気が出て個人的に好みの一枚。
Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
手前の歴史を感じる建物と奥の綺麗めの明るい建物との対比を意識して撮った一枚。
Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
手前の建物を暗く写すことでこちらもアングラな雰囲気が出ている。
Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
快晴を撮る時に意識しているのは、空の青をはっきりと写すこと。露出をアンダーめに設定にすると僕のライカとんでもなく綺麗に色を出してくれる。意図した色が出てきてくれるので僕はライカが大好き。
Leica M9-P, Leica Elmar M50mm F2.8
光と影が綺麗に映る露出を意識してシャッターを切った。

光と向き合って写真を撮る意識をすることで、僕が表現したい写真の幅が以前よりも広がってきたと感じている。ファインダーを覗く回数が増える度に自分なりの世界の色を表現できるようになってきた。この状態になると、愛機と少しづつ会話ができるようになり、写真を撮るのが楽しくなってくる。とりあえず撮って現像の時に自分の色を作るアプローチではなく、愛機の持つ魅力を十分に引き出して撮って出しで自分が表現したい世界の色が作れるようになってきている。これからもっと光と向き合い、愛機のいいところを引き出して自分が表現したい世界観を作り上げていきたいと思う。

# 光と向き合う

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