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#12 だから、私たちは映画を見る。
おはようございます。こんにちは、こんばんは。
本日(2024/10/11)は、室井慎次 敗れざる者 と、ジョーカー:フォリ・ア・ドゥの公開日です。どちらも、日本においても歴史に残る名作シリーズの新作とあり、私はワクワクしております。
ジョーカーは、 見る人に大きな影響を与えた、近年の中でも勢いは国の放映を禁じると言うことがあるほど。
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私の中で、大きな影響を与えたものはと改めて考えると、高校生のころに、大阪の梅田にあるビルの一角に期間限定で開催していた「攻殻機動隊」原画展に行ったことかもしれません。
押井守監督のシリーズの中で最初の劇場版「攻殻機動隊ゴーストインザシェル」の原画がたくさん飾られていました。
実は「攻殻機動隊シリーズ」は初見が展示会入りで、後に劇場版を見返すという少しファンには怒られそうです。
僕が見た当時は「攻殻機動隊 ARISE」という前日譚が放映・放送されていたと思いますが、この作品はどのシリーズも難解です。
特に初期の映画は「全身が機械の体になったら、そこにある魂(私)は、機械ではなく魂(私)と言えるのか?」という投げかけや、まるで洋画を見ているようなアニメーションの数々。
脳内には手描きアニメで、こんな世界が表現できるのか!よだれがだらだらと垂れました。今でもトップクオリティです。
そして、高校生の私がすごいと思って見ていたアニメの世界は、まだ一端で、「AKIRA」や「パトレイバー」「トップを狙え」などのOVA作品など、過去にはもっと素晴らしい作品があることを教えてくれました。
同時に中高を通して、どこか影に隠れて見えないふりをしていた「自分とは何か」を初め、物事を多角的に、または哲学的に深く考えるキッカケになったかもしれません。
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人生や選択の線路の分岐点に立ってる私たちが、こういった作品を見たことで、レバーを引くことがあるかもしれません。
一時期の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を彷彿とさせます。
作品が作家の手から離れ、観客や読者の中で独り歩きを起こし、そのコンテンツの持つ力が、二倍・三倍にも膨れ上がり、現実との境目をなくしていく、そんな感じを思わせる作品が、稀に生まれます。
それは、生み出す「作者」という神様だけではなく、待ち望む空気や誰かのそう言う願いや怒りなどが、どこからか溢れ出て、元気玉のように塊となっている時期だからかもしれません。
最後に
ここでたくさん書いている場合ではなく、早く映画館に行かなくてはなりません。
では、みなさん、最後までお読みいただきありがとうございます。
よき映画LIFEを。