かわいすぎるお皿にかわいすぎる和菓子を乗せて泣きっ面に蜂🐝
まほろ堂蒼月さんの青豆大福を食べた時の感動は今でも覚えている。
どこまでも伸びていきそうなお餅と、甘さ控えめな餡子、噛むほどに広がる青豆の塩味。
調和に調和を重ねた青豆大福は、
お餅ちゃんと餡子ちゃんと青豆くんが、
運動会で「せーの」って一緒にゴールしちゃった、みたいな、わたしたち3人で1つ、みたいな、平和な世界だった。
「優しい甘さ」という語り文句に、
「本当ですか?その優しさって一体どれぐらいですか?」
と思ってしまう私が、優しさの最上級とも言うべき和菓子と出会ってしまった。
さらに、柿の道明寺(写真右側)を含め、
その和菓子たちは自分の優しさに自覚がなく、「これを常としています」と言っている気がして
とてつもなくキュンとした。
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そんなまほろ堂蒼月さんで、今回は栗きんとんと栗蒸し羊羹を買った🌰
栗の名産地で生まれ育ち、
小さい頃から祖母が作った栗の渋皮煮を独り占めしていた私は、栗の申し子と言っても過言ではないだろう(過言)
丁寧にこされた小豆のもっちりとした羊羹の上に蜜漬けされた栗が3点ポンポンポン。
栗の形をした栗きんとんは表面が炙られていてほくほく焼き栗のほっこりする甘さ。
2つの栗の味わいを楽しめたナイスな日。
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そして、写真ですでにネタバレしているようなものだが、わたしはこの日、
「さあ、この和菓子たちを今からどんなステージに立たせようか」
と胸を躍らせ、近くの雑貨屋さんへと向かった。
するとそこでは、ちょうど「PoMA」という、
練馬区の社会福祉施設の方々が作った器のポップアップが開かれていた。
並べられた器たちは、模様として穴をつけるときに力を入れすぎて本当にお皿に穴が空いていたり、
縁が丸くならずギザギザした縁になっていたり、
「チャック(犬)53才」というキャラクターがついたりなど、色んな形や模様をしていた。
似たようなものでも、形や模様が違い、作品すべてが一点もの。
かわいすぎて、ただでさえ迷っているのに、
店員さんの説明でさらに器たちが愛おしくなって、
どれをうちに連れて帰ろうか悩みに悩んだ。
最終的に、"チョキチョキシリーズ"のプレートと、持ち手がかわいすぎる木製フォーク、何にでも使えそうなお茶碗型の器をお持ち帰りした。
(スープをよそえるお皿がずっと欲しくて、ようやく好みのものに出会えた😭😭)
かわいすぎる和菓子に泣いて、
かわいすぎるPoMAさんの皿に泣いて、、
そこまではまだよかった。
和菓子をお皿に乗せたとたん、かわいいが凝縮しすぎて「かわいい〜!!」って慟哭した。
まさに「泣きっ面に蜂」状態だった。
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すてきな雑貨屋さんですてきな器に出会えて、
すてきな和菓子を堪能できて、
この上ない幸せに満ち溢れた日。
ありがとう和菓子。
ありがとう器。
ありがとう世界。