見出し画像

バス放浪記2015〜西都原古墳群編〜

1月27日
AM6:54
宮崎観光ホテル

天気で明けた朝
窓から臨む大淀川が朝日に輝く
さてさてとりあえず朝風呂に行きますか♡
AM7:07
たまゆらの湯

川端康成が宮崎を舞台にした小説たまゆらから由来する宮崎リゾート温泉で朝風呂
一人でマッタリ朝風呂
ちょいと短めの入浴でひとっ風呂
AM7:30
502
部屋に戻り、身支度
荷物を纏めてアンケートに答える
さらば一泊だけの俺の部屋
AM7:48
チェックアウト
同じあさみ地域振興会の坂本さんが既にチェックアウトしてた
ウォーキングが趣味の彼は散歩がてらコンビニに朝食を買いに行く
ここが台湾ならホテル出て、すぐに朝食屋があるのにな〜
俺も朝の散歩がてらクロークに荷物を預けてホテルを出る
AM8:00
たまゆらの湯2号源泉

宮崎リゾート温泉唯一の足湯を探しに来たら昨夜見た源泉と同じ様な造りのスポットに出た
2号源泉とかあったんだね〜
って言うと昨夜見たのが1号源泉か
もしくは3号源泉?
そんな2号源泉のすぐ裏には〜
AM8:01
たまゆらの足湯

まだお湯が貯まってませんでした…
さてどぉーしたもんかね(´・ω・`)
AM8:06
宮崎神宮御旅所
宮崎神宮大祭で宮崎神宮の御祭神・神日本磐余彦尊こと神武天皇の巡幸の途中で休憩や宿泊する場所
或いは神幸の目的地を指すのが御旅所
遠目で見ると中々の聖域雰囲気だが神様が立ち寄るには余りにも整理されていない淋しい場所
AM8:12
養白寺
法然上人開基浄土宗のお寺
御本尊様に阿弥陀如来を安置
境内には二重塔が建つ
本堂にも上がらせてもらい合掌
その直後に何故か振り子時計が静かにボ〜ン…ボ〜ン…と鳴った((( ;゜Д゜)))
AM8:19
たまゆらの湯1号源泉

昨夜、見た源泉を再チェック
本当だ
1号源泉と書かれてる
でも浴びれないなぁ〜
AM8:21
宮崎観光ホテル

別府市ボランティアガイドグループはロビー集合
別府市ボランティアガイドグループは研修会二日目をパス
平野氏に任せて他団体のボランティアガイドのツアーを体験しに行く
AM8:42
バス乗車
俺の顔を見て丸山のおばあちゃん「あんたの髭を見たら別府に帰って来た様なものやな」と…
ここでも髭をネタにされるとは思いもせんでしたw
AM8:48
別府市観光協会貸切り号出発
堤くんが昨夜釜揚げうどんを食べに行ったという話から九州各地の名物の話題になる
わざわざ宮崎で釜揚げうどん食べなくてもって思ったけど…そんな和気藹々のまま移動する事約四十分
AM9:35
西都原ガイダンスセンター

西都市の特別史跡西都原古墳群の敷地内にあるボランティアガイドの本拠地
本来の九州観光ボランティアガイド研修会から外れて、別府組だけ単独で他団体のガイド力を実体験
そんな今回のガイドを勤めてくれる北之本さんにご挨拶
最初は徒歩で観光の予定でしたがバスを使っての移動と言うことで再び別府市観光協会貸切り号にの込んで移動する
AM9:47
酒元バス停

木花開耶姫命が三つ子の皇子を生んで母乳が足らなくなった時に西都原の湧水で作った甘酒を母乳の代わりに飲ませて育てたと言う伝説が残る集落のバス停
バスの中から説明をして頂きました
AM9:48
稚児ヶ池

その昔、この池がまだ鶴の池と呼ばれていた頃のお話
大雨により池から水が溢れ村は水害に襲われた
村人は鶴の池に封印された黒と白の二匹の大蛇の仕業と決め付け人柱を立てる事で大蛇の怒りを鎮め様と考えた
そこに十四才の長千代丸という少年が通り掛かり村人に進言します
「明朝、ここを通る黄色い着物に身を包んだ者を人柱にすると良いでしょう」
村人はその言葉を信じ翌朝、人が通るのを待っていると本当に黄色い着物を着た人が歩いて来ました
それはなんと長千代丸本人だったのです
「私が人柱になりましょう」と我が身を犠牲にした長千代丸
その後水害は一度も起こる事もなく村の田畑に豊かな実りをもたらしたという伝説が残る池
それからこの池は稚児ヶ池と呼ばれる様になったとさ(´・ω・`)
AM9:49
御舟塚

高天原から高千穂の峰に降臨した瓊々杵命一行が乗った舟が深い入江であったこの地まで流れ着いたポイント
そしてその一行が乗っていた舟が鎮まったとされる地
この塚の回りを七回周ると舟が見えると言う伝説が残るが、これまでに鎮まった舟を見た者は誰一人として居ないと言う伝説が継続中w
AM9:51
都萬神社

御祭神にお乳の神様として木花開耶姫命を祀っている
日向國二ノ宮にして日向國総社なり神社

さいまんさまとの愛称でも親しまれている縁結びにご利益がある神社だそうだ
第一鳥居を潜ると西都の花であるミツバツツジが咲いていた

季節はまだ先なのに何か縁起が良いな♪
AM9:53
妻のクス

都萬神社境内に生え立つみやざきの巨木百選の一つ
幹は空洞になり、出火や強風の被害などにも会うが今でも青々と緑繁らす生命力強き大楠
樹齢1200年を超え根廻十六m、高さ四十m
国指定天然記念物に指定されている
AM9:55
出産河

湧水地
その池の淵の滑らかで大きな石を撫でると子宝に恵まれるそうです
高齢者の多いうちのグループは誰一人として撫でる方は居ませんでした

「撫でても相手がおりゃせんわ〜」だってw
AM9:57
落雷木(仮)

都萬神社境内に生える落雷受けた大木
幹の中が黒く焼け焦げてました
雷が鳴ったら木の下が安全というデマを一蹴する光景です
西都原の親はこれを子供に見せて真実を伝えるそうです
説得力あるねwww
AM9:58
本殿

日本清酒発祥の地と言うことで杉玉が飾られている本殿
また上古十二代景行天皇熊襲御親征の為、都於郡高屋行宮に駐まらせ給うた時、奉献賊徒平定を祈願した事に倣って、1450年日下部成家が奉献したと伝えられている日本一の大太刀が展示されている
境内には都萬神社に立ち生える大楠の一部で作られた木洞で慎み・畏まる・通るの意から名付けられた千年楠の洞洞木が佇む

この木洞を潜ると夢が叶う・幸せ招く・願いが叶うらしい
更に日本酒発祥の地の碑も立っており、説明板には由来が書かれている

雲海酒造から寄贈された酒甕も一緒に置かれている
女子力アップの大和撫子みくじに男気の大和魂みくじ
都萬神社の絵馬はハート型でした
AM10:10
大山祇神社
摂末社で木花開耶姫命の父親である大山津見命を祀る神社
都萬神社の脇にヒッソリと建っている
霧島神社と四所神社の摂末社も並んでいた
AM10:18
日下部塚跡

都萬神社の西にある日下部一族発祥の地
日下部氏は開化天皇の孫・挟穂彦王に始まる但馬国造りの日下部君の後裔氏族
塚跡には大木が一本生えているだけ…
AM10:31
逢初川

古事記の中で瓊々杵命と木花開耶姫命が初めて出逢った川とされる場所
高千穂の峰に降りてきた天尊・瓊々杵命がこの地笠挟に移り住んだある日の事
散歩をしていた途中に小川で水汲みをしていた木花開耶姫命と出逢う

瓊々杵命は木花開耶姫命を見初め、結婚を申し込んだと伝わる
川と言うより湧水池
古代は水汲み場を全て小川と呼んでいたらしい
この水は稚児ヶ池に流れ込んでる
AM10:37
八尋殿

事勝神の仲人により結ばれた瓊々杵命と木花開耶姫命が新婚生活の為に建てられた御殿跡
御殿は縦横共に八尋(十五m)だったことからこの名称となった
ここで木花開耶姫命は一夜にして妊娠
その妊娠に疑惑を抱いた瓊々杵命は木花開耶姫命と冷めきった関係になったそうです
いつの時代も男と女って同じ事で揉めるんだね〜┐( ̄ヘ ̄)┌
AM10:48
無戸室

浮気の疑惑を抱いた瓊々杵命
身の潔白を明かしたい木花開耶姫命
木花開耶姫命は「神の子で有れば火で焼け死ぬ事もなく無いでしょう」と戸の無い産殿を造り、火で囲まれた室内で三人の皇子を出産
火が照り始めた頃に生まれたのが後の海幸彦である火照命(ホテリノミコト)
火の勢いが増した頃に生まれたのが火須勢理命(ホスセリノミコト)
火が消え始めた頃に生まれたのが後の山幸彦である火遠理命(ホオリノミコト)

名前に出生の秘密が隠されてました
今ではこのスポットは無戸室と書いて『うつむろ』と呼ばれてますが地元の方は昔から火柱殿と書いて『ひじゅどん』と呼んでいるらしい
AM10:55
児湯の池

無戸室で産まれた三皇子が産湯に浸かったのがこの池
昔はこの地周辺は濁った沼地が多かったらしいが、この池だけは綺麗な水が湧いていたとか…
あれ…逢初川は?
とも思ったけど、とりあえず産湯はこの池らしい
確かに綺麗な水がわいている
ガイドの北之本さんは子供の頃はこの池で泳いで遊んでいたとの事
AM11:00
石貫神社

このスポットはまだ瓊々杵命と木花開耶姫命が出逢う前のエピソードの地
ある一匹の鬼が木花開耶姫命に恋をし,人間に化けて木花開耶姫命の父親である大山祇命に木花開耶姫命との結婚を申し込む
これに困惑した大山祇命

「一夜で石造りの館を建てる事が出来たのなら木花開耶姫命と結婚させてあげよう」とムチャ振りをする
これはチャンスと鬼、頑張る
ほぼ完成に近付いた時、大山祇命は鬼が仮眠している間に天井に使っていた岩を一枚抜いて投げ捨てる
この一枚が無い為,館は未完成と言い掛かり鬼と木花開耶姫命の結婚は破断

神の卑怯な罠にハマった鬼は泣いたとか泣かなかったとか…
そんな神のクセにズッコイ事をして投げた岩が祀られているのがこの神社
AM11:08
石貫階段
古墳群への近道で約百七十段ある石段
我々は車移動なので従来のコースで移動
野村克也監督時代のヤクルトスワローズの練習にも使われていたと言う石段です
AM11:09
西都原古墳群

前方後円墳三十一基・方墳一基・円墳二百七十九基・横穴墓十基・地下式横穴墓十二基と言う日本最大の古墳群
春には菜の花,夏には向日葵、秋には秋桜が咲く、ちょっとした人気スポット
十一月には西都古墳まつりも開催されているちょっとした公園
そんな敷地内をバスで走る
AM11:10
90号墳
西都原古墳群の中で三番目に大きな古墳
大山祇塚とも呼ばれており、大山祇命の墓と伝わっている古墳である
バスの中から通過上、北之本さんからガイドされる
AM11:12
鬼の窟

大山祇命に騙されて造った窟
西都原古墳群の中で唯一の横穴式石室
中に入ると「ここが大山祇命がこっそり抜き取った天井岩の場所です」と北之本さん



形違うくない(´・ω・`)
これで難癖付ける大山祇命って悪質な神やわ〜
ちなみにこの神話時代の建造物
科学的に調べたら六世紀頃に建てられた物らしい…
AM11:42
男挟穂塚・女挟穂塚

西都原古墳群で一番大きな古墳と二番目に大きな古墳
男挟穂塚には瓊々杵命が眠り、女挟穂塚には木花開耶姫命が眠る
ガイドの北之本さんは「疑惑妊娠事件より生涯をギクシャクしていましたが、今では仲良く横に並んでいた眠ってます」との事でしたが古墳の並び方を見て別府組は「瓊々杵命はそっぽ向いてるわ」と死後も不仲説を唱えたw
これにて記紀の道ツアー終了
AM11:51
このはな館
西都原古墳群敷地内に建つ土産屋及びレストラン
二階のホールで意見交換会
別府組、北之本さんのガイド絶賛
渡された資料の中の神々の系図を見た丸山さん
「皆あんたみたいな顔をしとるね」と…
男神は皆が髭を生やして描かれているから俺って(^ω^;
髭ネタ好きやな〜丸山さんw
PM0:53
旬菜家

このはな館内にあるレストラン
この日の昼食はこのレストランで食べるのだ
しかし大したメニューがない…
宮崎に来てまでカレー喰いたくないし…
で頼んだのが、ゆず鶏南蛮定食



失敗でした…orz
明らかに揚げたてじゃなくて、冷凍モンを温めただけ
量も少いし860円も払って腹一杯になりませんでした
皆みたいにカレーにすれば良かった
結構ボリュームあったし、マジ失敗しました
PM1:34
西都原古墳群遺構保存覆屋

1号から6号までの酒元ノ上横穴墓群を室内で保存しているスポット
外の古墳群とは違い、草の生えていない墳丘がズラリ
未調査の古墳もあり、まだまだ出土品が期待できますね
何はともあれこれは見応えあります♪
PM1:50
バス乗車
北之本さん達も見送りに出て来てくれた
別れ際に「西都古墳まつりの瓊々杵命役でボランティアに来て上げなさい」と丸山さん
最後まで髭ネタを引っ張りますw
北之本さんも「瓊々杵命役は一般公募しますのでぜひ」と乗っかる
吉弘統幸の次は瓊々杵命か( ̄^ ̄)
PM1:57
別府市観光協会貸切り号出発
西都原ボランティアガイドの皆さんと別れて、別府詞観光協会貸切り号は一路北上を目指す
PM2:09
西都IC
東九州自動車道に入る
疲れから軽く寝に落ちる
その間に高鍋IC・都濃IC・日向IC・門川IC通過
PM2:52
延岡南IC
下道に下りてバイパス走る
併しここは将来的に東九州自動車道になる道
PM3:10
北川IC
道の駅北川はゆまに隣接するインターチェンジ
ここを北上すると宮崎脱出もすぐ
PM3:31
大分県突入
一日振りの大分
眠っていた参加者も続々目を覚ます
PM3:34
道の駅宇目

トイレ休憩
俺は行きしに気になっていた看板をチェック
唄げんかの湯
温泉じゃなくて湧水を沸かしたものらしい
豊の国名水15選に選ばれた蓮光寺湧水を沸かした入浴施設だって…
小便しよ(´・ω・`)
さて十分のトイレ休憩を終えて再び出発
PM4:45
大分米良IC
裏道使ってバイパス使って大分自動車道へ
もう間もなく別府到着とあって参加者皆に今回の研修会の感想を述べる
俺は研修と言うより普通に観光気分で落語も聴けたし温泉にも浸かれたし美味しい物を食べれたし楽しかった
こんな楽しい研修ならぜひまた参加したい♪
PM5:01
別府IC
そんなこんなで見慣れた景色に入る
しかし丸山さんグループはトンネルが好きみたいで「ここのトンネルは長いね〜」「ほらトンネルに入るよ」「このトンネルはなんちゅうね」とトンネルの度にテンションが上がっていたのに笑ったw
PM5:09
別府市役所
そんなこんなで一泊二日の研修旅行終了
この纏まりの無い団体を仕切ってくれて堤くん、お疲れ様でした
皆とそこそこ挨拶をして迎えに来てくれていた高崎号へ行くとナル子さん「ほら運転」と…
まさかの運転手指名w
運転させて頂きます(^ω^;
PM5:23
茶房たかさき

坂本さんを送ってからの茶房着
ご厚意でひとっ風呂浴びさせて貰います
やっぱり別府の湯が一番やわ(*´ω`*)♪
PM5:52
帰宅
汚い豚小屋に帰って来ました
嗚呼現実に帰ってしまった
でも放浪心が燻ってしまった…
とりあえずは佐賀行きたいな
そんなこんな一日
そんなこんなボランティアガイドの研修な二日間
皆で行くバスツアーも面白いモンだね♪
すっかりリフレッシュ(≧ω≦)

いいなと思ったら応援しよう!

松川紘己
よろしければサポートよろしくおねがいいたします クリエイターとしての活動費にしたいと思います

この記事が参加している募集