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DNP文化振興財団 2025年 年賀状デザイン

公益財団法人 DNP文化振興財団の2025年度用年賀状デザインの制作をしました。

2024年の年末に京都dddギャラリーでイラストレーター中川学さんとのワークショップを控える中、同時進行でDNP文化振興財団さんからのご依頼でクリエイターへ送られる年賀状の制作デザインをしていました。

お話を聞くと、どうやら宇野亜喜良さんや横尾忠則さんらのプロのクリエイターへ送られるものとの事。それはとても光栄で少し緊張するなあ〜と(*^^*)。で、イラストは中川学さん、デザインは私。そして印刷はご縁もあり桜ノ宮活版倉庫さんにお願いいたしました。

ハイデルベルクの活版機械
フォルムがめちゃカッコいい!
製版:真鍮板(表2版・裏1版)
宛名面
蛇(表2版)
ビジュアル面
蛇の顔UP
ルーペで版ズレや重なり合った色の確認
年賀の「賀」UP
すでに「賀」がかわいい!(*^^*)
刷る回数、色味や活版の強さなどの確認
用紙:マーメイドひまわり240kg
蛇は銀刷り
蛇以外は濃赤刷り
インクをこねる時と機械に入れた時、刷った時にも色味が変化するので
色の調合はとても難しくのです
銀色の調整中
濃赤と銀色が重なった状態
代表の小瀬さん
スタッフの亀岡さん
最終段階
ビジュアル面デザイン

以前から活版印刷の魅力や面白さは、他の案件や自身の銅版画制作などで知っていたものの、2日間みっちり印刷の立ち会いをさせていただき、より奥深さや表現の幅広さに気付く事ができました。やっぱり印刷機械の音やインクの匂い、紙の風合い、エンボスの感覚、めっちゃ好きやわあ。ものづくりをしていてそれを改めて感じる事ができ贅沢な時間でした。
動画はこちらのDNP InstagramXでぜひご覧ください。

贅沢な年賀状制作の機会をいただいたDNP文化振興財団様、桜ノ宮活版倉庫の小瀬さん、亀岡さんありがとうございました!(*^^*)またぜひ活版印刷で面白い事してみたいなと思います。

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