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『すごい思考ツール 壁を突破するための<100の方程式>』
モノより思い出。
あの有名なコピーを考えた小西利行さんの、35年間の「貴重」かつ「生きたノウハウ」をギュッと詰め込んだのが本書なのです。
①アイデア、②コミュニケーション、③仕事のデザイン、④未来づくりの4つに分類して、100コの思考ツールが紹介されています。
「不満はアイデアの源泉」など、私も似たようなこと(「愚痴っていいとも!」)を考えていたで、似たものの匂いを感じました。
もしあたなが「人を動かしたい」「誰かの行動を促したい」のであれば、必読ですよ!
一緒に学びましょう!💪
コピーはコピ➡
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そもそもコピーってなにか?
そんなことを学びたくて買った名著『ザ・コピーライティング』は長らく我が家の積読になっております💦
本書では、コピーは「心を動かすもの」「➡(矢印)を生みだすもの」という説明がありました。
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心が動けば、行動が生まれます。関連して、「行動」を売る、という話もありました。
・金曜日はワインを買う日
・母の日にカレーをつくろう
なんかがそうです。自分のやりたいことを進めるときは、「行動」を生むことはちゃんと意識する必要があると感じました。
どうやったらゼロ円でやれる?
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極端な条件をつけると、斬新なアイデアが出たりするものです。
私がやりたいことも、店舗も必要なのでけっこう費用がかかる想定なのですが、「ゼロ円でできないか?」と一度は考えて損はないかもしれません。
あと、費用の削減なんかをするときにも「1割削減」ではなく「半分にするには?」と考えてみることも紹介されていました。
こっちは他の本でも読んだことがあるので、みなさんの会社でもつかわれている思考方法かもしれませんね。
「不」はアイデアの種
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小西さん、あらゆる「不満」を楽しんでいるそうです。なぜなら、不満とはアイデアの源泉だからです。
「不満」に限らず、不安、不快、不便、不可能、など「不」がついているものはすべてアイデアの種だといいます。
私も「愚痴」って種だよな~と思っていたので、「そうそう!」と思いながら読みました。
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「名前」をつける
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異世界転生をはじめとしたファンタジーもので、亜人や魔物とかに「名前」をつけてあげるとめっちゃ強くなる! みたいなのあるじゃないですか。
これ、リアルの世界でも同じなんです。「名づけの力」を侮ってはいけません!
例えば、会社の会議の名前に「○○報告会」みたいなダサいのじゃなくて、ワクワクする名前をつけてあげる。モチベーションあがりますよね。
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アウトプットは再び出会う
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整理しておいたメモやノートは、再び出会ったときにアイデアへと変わる。いわゆる「寝かせる」ってやつですね。
アウトプットすることも大事ですが、意識的に再インプットすることも大事です。
noteだと、「○年前はこんな投稿していましたよ」みたいなお知らせ機能はないので、自分で意識して読みにいく必要がありますね。
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「今」も語る
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未来をすばらしいものに変えれば、過去は変わる
人任せにせず、自分たちでそんな未来をつくっていきたいですね。こんな言葉があった一方で、
「未来」だけを語るな
「今」も語れ
という話がありました。
夢を見せるのはよいことですが、現在がどうなっているのかがわからないとどんな「変化」(ギャップ)があるのかわかりませんよね。
私は逆に「未来」や「夢」を語るのが苦手なので、そっちを磨きたいところです。
「つくりたいもの」へ進む
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よく、「好きなもの」を仕事にしようという話がある一方で、「"好き"だけじゃうまくいかない」という話もあります。
そんな中で、小西さんのアドバイスは、
「つくりたいもの」の道へ進もう
という考え方でした。
みなさんも、自分自身のことでちょっと考えてみてほしいのですが、「好きなもの」と「つくりたいもの」って似ているようでちょっとちがう。
「たしかにそうかもしれない」と思えるアドバイスでした。
「ない」も活かせる
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これも「あ~、たしかに!」に思った内容でした。
「ない」ことは、いかにもマイナスなイメージですが、例えば都会に普通に「ある」ものが「ない」ことで価値が生まれることもありますよね。
「ない」=「悪い」と単純に考えないで、「ない」ことも活かせるのでは? と考えてみることも大事だと学べました。
とかとか
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「自分ができること」×「ターゲットの好きなこと」からアイデアを出す「ホワイトかけ算メモ」とか、
「ブラックわり算メモ」とか「不満ビンゴ」とか、ツールのネーミングがうまい。
いろいろ紹介したいところですが、あんまりネタバレするのもアレなので、是非本書でご確認いただきたい。
「これだ!」と思ったツールから実践でつかっていくのがよいと感じます。
まとめ
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有名コピーライターの35年のノウハウがギュッとつまった本を紹介しました。「そんなに出しちゃっていいの?」とも思いました(笑)
「思考ツール」を持たずに仕事をするのは
バットを持たずにバッターボックスに入るようなもの
本書の冒頭では、そんなことが書かれていました。ぜひみなさんの生きたツールにしてください。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
本書は、話し方講師である高山ゆかりさんのPodcastで紹介されていて知りました。
きしゃこく先生に、本記事をご紹介いただきました。
いつもありがとうございます😊
読書期間 2024/11/13-2024/11/23
初版発行 2024/07/30
<ご購入はこちらからどうぞ(楽天アフィリエイト)>
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