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『早く絶版になってほしい #駄言辞典』

【駄言・だげん】とは

「女はビジネスに向かない」のような思い込みによる発言。特に性別に基づくものが多い。

相手の能力や個性を考えないステレオタイプな発言だが、言った当人には悪気がないことも多い。

世の中に「名言」があるように「駄言」もある。そんな駄言のつぶやきをまとめたのが本書なのです。おもしろいつくり方ですね。


一緒に学びましょう!💪


まず笑おう

第1章は「駄言集」になります。

ところどころにある「挿し絵がいい味」で笑っちゃいけないけど、笑っちゃいます。(だって笑わせる気まんまんやん)

日経xwomanより

「えー? まだこんなこと言っている人いるの?」
「いるいる! うちの会社でも聞くわ」
「え? これダメなの?」

と、いろんな駄言を知ることで自分の現在地を知ることができるような気がしました。

この図もかなり「決めつけ感」ありますが💦

みなさんの職場でもありませんか?
「女性から管理職出さないとなッ」とか。

ちなみに、本書に記載はありませんが、個人的に駄言だと思うのは、

レディースメニュー

ですね。普通に男でも食べたいし、「え? 男は入ってくんなってことなの?」と思ってしまいますし、実際入らない。

本書では、「悪いのは、人ではなく、育ってきた環境や教育などによって植えつけられたステレオタイプ」だと書かれています。

が、個人的には「ほんとうにそうかなぁ?」と思います。


6名の意見を聞く

第2章では、6名のインタビューが載っています。

 ①スプツニ子!(アーティスト)
 ②出口治明(ライフネット生命創業者)
 ③及川美紀(ポーラ社長)
 ④杉山文野(トランスジェンダー活動家)
 ⑤野田聖子(政治家)
 ⑥青野慶久(サイボウズ社長)

みんさんそれぞれの経験からの意見に、読みごたえを感じました。

将来的に駄言は「なくなる派」「なくならない派」に分かれているのもおもしろいです。

個人的には、出口さんの

駄言が生まれる理由は「不勉強」

とバッサリと切ってくる感じが好きでした。他のみなさんも、環境の変化を感じ、学び続ける姿勢の大切さは共通しているように感じました。


駄言は「考える」きっかけに

AIが進化し、世の中はますます「考えなくてもいい」方向にいっている気がしてなりません。将来がすごく心配なのです。

そんな中で、この駄言は「考える」きっかけをくれていると感じます。

「おいおい、それって"駄言"だぜ」と、切り捨てて聞く耳をもたないのではなく、受け入れ、考え、伝えることが大事だと感じます。


まとめ

読みやすい本で新年の「読書はじめ」をするのもいいと思ったので、新年一発目の投稿は、軽めにまとめました。

駄言とは、「思い込み」「決めつけ」「価値観の押しつけ」です。

私自身は、「駄言はなくならない派」です。

だからこそ、受け入れ(あなたはそう考えるのですね)、自分で考え私はこう思うと伝えることが大事なのだと感じます。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


読書期間 2024/12/28-2024/12/31
初版発行 2021/06/14

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高橋ひろあき | 学びのアウトプット士
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。