☆岡田淳さん トークイベント☆
先日、ブックハウスカフェが 開催してくださった 岡田淳さんのトークイベントに ZOOMで参加した。
イベントタイトルは
「こそあどの森の物語の世界」をめぐって
「こそあどの森の物語」誕生から、昨年発売された番外編までのエピソードを、創作用のスケッチブックを示しながらお話してくださった。
岡田淳さんは、イラストや漫画も描かれる方である。
そのスケッチブックには、これから作っていく こそあどの森のお話の 登場人物、家、舞台になる場所などの絵はもちろん、登場人物の名前や状況説明、ストーリーのアイディア等が びっしりとかかれていた。こうやってかいて考えながら こそあどの森の物語 が 生まれていったのだと実感することができた。
黒一色のペンがきもあれば、色をつけたページもあって、このスケッチブック自体が、もう立派な一つの「作品」になっている。(「そのページほしい。額に入れて飾りたい」と思ったところ多数。)
スキッパーたちに しっぽ があったり、
「ドーモさん」の名前の候補が「テイ・シンキョクさん」だったり、
実際には出てこない登場人物がいたり、
採用されなかったアイディアも 見ることができた。
やさしい語り口の岡田淳さん。
「スミレさんなら この質問にどう答えるだろう? きっと こう答えるのではないか」
と、登場人物ひとりひとりの 個性に合わせた セリフや行動を考え 物語にしている様子もうかがわれ、自分が生み出した登場人物たちに、とても深い愛情をもっていらっしゃることを感じられた。
こんな風に 作品にかかわるお話を読んだり聞いたりする時、たいていの場合「昔読んだけど、覚えていな~い」というのが 私の定番だ。
しかし、この「こそあどの森の物語シリーズ」は、昨年9月に12巻全部読み直し、noteに記事も書いたので、さすがにまだ記憶が鮮明だった。
番外編「こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ」にいたっては、まだ読んでいず、読み終わったのがトークイベント開催の2時間前というぎりぎり具合だったので、「うん、番外編のすみれさんなら、絶対あんな風に答える」と大きくうなずけた。
こまった・・・また最初から 「こそあどの森の物語シリーズ」を読み直したくなった。
<5日間だけ毎日note1/24~1/28>の 5日目 最終日