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何もしない時間が、仕事の質を高める?

「待ち合わせの30分前に到着し、近くカフェでコーヒーを飲む」を実践してみた。

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』の一説に書かれていた内容だ。

詳しくは割愛するが、何事も余白をもつことが大事だとこの本には書かれていて、その1つの例として「待ち合わせの時間に余裕を持つこと」すなわち「前もって到着して、コーヒー飲んで待っている」時間が必要だと書かれていた。

理想のスケジュールを引いて、その通りに進めていても、必ずどこかで滞りは起きてしまうもの。関係者が増えれば増えるほど、相手の不備も含め決められた納期に間に合わないことは往々にして出てくる。そんな時に必要なのが、バッファをもたせた納期であり、少し余裕をもって動けたり、相手の不都合をカバーできる心の準備なのだろう。


今、取材に来ている。13:45にライターと待ち合わせをしていたので、1時間前には最寄りの駅で待機した。お昼ご飯を軽く食べ、取材の最終チェックを始める。

1時間も前に到着して、余裕を持ちながら仕事を進めていたはずだけれど、いつの間にか時間は待ち合わせの5分前。結局バタバタしながらパソコンをしまい、走って待ち合わせに向かうことになってしまった。これでは早めに来ていても、慌ただしさはなんだか一緒のような気がするぞ。

もしかして、「近くのカフェでコーヒーを飲む」ことは、「直前まで仕事に追われず、ぼーっとする時間を持つ」ことと同義だったのかもしれない。

もちろん早めに到着することで、電車遅延による遅刻は防げる。だから次に用意しておくことは、「待ち合わせの30分前は何もせずにコーヒーが飲める」状況なのだ。そして今の私には、何もしない30分に「あれもまだだ、これは明日中に……」なんて考えが走ってしまい、逆に焦ってしまうだろう。

「待ち合わせの30分前に到着し、近くのカフェでぼーっとコーヒーを飲む」


そんな日が来るのを夢見て、今日も仕事を進めてます。

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もりやみほ
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