見出し画像

「わかる」って おもしろい~ZOOMで読書会 その11

11回目の「ZOOM読書会」。
学生時代の友人「🐰さわ」&「🐱MOTO」と 私「🐻くば」が、それぞれ自分で決めたテーマにそって選んだ本を3冊ずつ紹介してます・・・が、今回の「🐻くば」は、本棚紹介です。

<今月のテーマ>
🐱MOTO ピアノ
🐰さわ 数学が好きになる(?)本
🐻くば くばの本棚 オンラインツアー

過去の読書会はこちら

☆🐱MOTO☆

 <テーマ> ピアノ

1 老後とピアノ 稲垣えみ子

🐱小6までやっていたピアノを、仕事をやめた後、再開した体験記。
音楽系の雑誌に連載したものをまとめたものらしい。

自分のピアノはなくて、友達のを借りて練習したとのこと。何十年ぶりでやるのに、難しい曲をやっているなあと思ったし、ピアノへのアプローチの仕方もいろいろあるなあとも思った。
文体は、ちょっとなじみづらかったかな。


2 千年ジュリエット

🐱「ハルチカ」シリーズという吹奏楽部を舞台にしたシリーズの一冊。

最初の「エデンの谷」というお話。
どうしてもお金が必要になって、おじいさんの持ってた ものすごく高いピアノを 売る必要が出てきた。でもピアノには、鍵がかかっていて 開けることができない。開けないと 売れない。売れないと 破産してしまう。一生懸命、鍵がどこにあるかのヒントを探す。それで やっと開くんだけど、開けたらなんと!!    というお話。

短編集で お話が 4つあるんだけど、それぞれに出てくる人たちが どこかで関わりがあって、最後の「千年ジュリエット」までつながっているという一冊。


3 ピアノはっぴょうかい

🐱ももちゃんの 初めてのピアノ発表会。
どきどきしながら、出番を待っているときに、こねずみに誘われてこねずみたちの発表会を見に行く。もどってきて自分の発表も無事に終わるという話。

この絵本のポイントは、色使い。ももちゃんの服だけ赤くて、他はほとんどモノトーン。その色合いがかわいい。

他のみやこしさんの絵本も、色がとっても効果的に使われているので おすすめだよ。


🐰「千年ジュリエット」読んでるんだけどね・・・全く覚えていない。
🐱🐻 あるある (^^)
🐱この本は謎がけっこうすごすぎたから、紹介しようと思ったの。でもミステリーだから 衝撃の謎は明かさないでおくね。




☆🐰さわ☆

<テーマ>数学が好きになる(?)本

1 素数ゼミの謎  吉村仁

🐰なぜ、13年と17年という素数の周期で、いっぺんに同じ場所で大量発生するのか?
アメリカで周期的に大発生するセミの謎に迫った本。

数学がとっても苦手な私。
おそるおそる読み始めたけれど、「あれ? なんだか、すいすい読める」
イラストがいっぱいあって、読めたんだよね。気のせいかもしれないけど、わかったような気になって、わかったらおもしろい。


2 フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人  ジョセフ ダグニーズ

🐰花びらの数や 葉っぱの生え方、植物のつるの渦巻きなどに現れる フィボナッチ数列を発見した数学者 レオナルド・フィボナッチ の物語。

これも、豊富なイラストが理解を助けてくれた。イラストも好きだなって思ったし、そのイラスト見ながら文を読んでいくと「あ!わかる!わかる!」という感じだった。

フィボナッチ数列の事は 知っていたけど、アラビア数字を ヨーロッパに導入した人物でもあるということは 初めて知った。少年時代「のうなし」ってからかわれていたというのも、「天才あるある。」だなあと思った。


3 和算  佐藤健一・和算研究所

🐰日本独自の数学である「和算」の中から 楽しいものが紹介されている。
遊び(目付絵 目付字 継子立て ひろいもの 盗人隠し 裁ち合せ)と、 学び(鼠算 旅人算 油分け算 円陣 方陣)で構成されている。

数学はもちろん、パズルも嫌いなのに、この本の「遊び」は、やってみたくなって挑戦。当然のようにできなかったけど、ちょっと楽しかった。江戸時代の絵に ひかれたからかもしれない

継子ままこだて」の「子どもが30人います。先妻の子が15人で 後妻の子が15人~」の くだりには 時代を感じたよ。

今までも、算数関連の本、何冊か挑戦したけど、挫折したんだよね。
「算数苦手な主人公」が「わかるわかる」って言ってるんだけど、私にはちっともわからなかった。

算数を「おもしろい」と思ったのは生まれて初めてかも。

🐻「素数ゼミ」は、本当におもしろかった。セミの大発生と「素数」が関係あるなんてすごいよね。ヤンキースの松井選手も悩まされたっていうから 実際の出来事だったとも思えたよ。
🐱私、読んでいないから読んでみよう。
🐰「わかる」って楽しいね。新しい世界を知ったよ。



☆くば☆

<テーマ>くばの本棚 オンラインツアー

絵本や児童書が大好きで、たくさん買い込んだ私。
しかし、6畳の壁3面につくりつけた本棚に ぐちゃぐちゃと詰め込んであってカオス状態。「退職したら 片付けよう!」と思っていたけど、すでに4年が過ぎてしまっていた。

私の重い腰をあげるためには、これしかないと思い立ち、12月の読書会で、友人たちに「ぐちゃぐちゃ状態の部屋の写真」まで見せて 宣言してしまった。

「春までにこの部屋の本、かたづけるから」
「かたづいたら 読書会で オンラインツアー(←大げさ)やるから」


このたび、かたづけも一区切りついたので、二人にオンラインで見てもらうこととしました。

スマホを自撮り棒につけて、スタート!実況中継しながら、本棚を見てもらう。

部屋の右側は、主に日本の本、左側は外国の本。
お話・物語は、作者名あいうえお順。絵本は題名あいうえお順。
他に、好きな作家や好きなシリーズのコーナーもあり。

☆岡田淳さんのコーナー☆

上段はこそあどの森。下段はそれ以外。全く同じ本が2冊あるのは、サインもらうために もう一冊購入したもの。見えないけど、下段一番左には、デビュー前のマンガもある。


☆たかどのほうこさんの コーナー☆

左側がひらがな「たかどのほうこ」さん。右側が漢字「高楼方子」さん。
一番右は、高楼さん訳の「小公女」。


☆マドレーヌちゃんと ウィリアム・スタイグのコーナー☆

マドレーヌちゃんは、キャラクターグッズもけっこう出ていて、昔、よく買っていた。
スタイグは、絵本もお話もとっても好き。

まだ、物置にある岩波少年文庫などの新書版の児童書も並べてないし、ぼろぼろの本も修理したいし、やりたいことがたくさんあるけど、ぼちぼちとやっていきます。

🐱私も たくさんある料理本を 作家順に並べたいな。
 🐻二人に宣言したから、片づけられたよ。やっぱり宣言するって大事だね。
 

2021年の5月から始めた このZOOM読書会。
なんと、次回で 1周年!
何をやっても長続きしない(特にダイエット部屋の片づけ)のが 自慢の私たち3人が、よく1年続いた と お互いにほめ合っているところ。

1周年記念として、次回は「#名刺がわりの10冊」として、好きな本を10冊選ぶことにした。

しかし、私が言い出しっぺなのに、この10冊選ぶというのが、難しい。5冊くらいならすぐ選べたが、残りはどれにしよう?

ちょっと聞いてみたら、他の二人もとても悩んでいるとのこと。

さて、読書会まであと1週間。みんなは、そして自分はどんな10冊を選ぶだろうか。

この記事が参加している募集

読んでいただき ありがとうございました。