高く飛翔するために備えよ (菜根譚)
こんばんは。関東は秋晴れ、気持ちのいい日々ですね📚
さて、本日は菜根譚から成長に関する言葉をご紹介します。
(今日の言葉)
伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高く、
開くこと先なるは、謝すること独り早し。
これを知らば、以って蹭蹬の憂いを免るべく、以って躁急の念を消すべし
(意味)
長い間うずくまって力を蓄えていた鳥は、いったん飛び立てば、必ず高く舞い上がる。他に先駆けて開いた花は、散るのもまた早い。
この道理を知っていれば、途中でへこたれる心配もなく、功を焦り苛立つことはない。
伸び “悩む” のではなく、蓄えるのだ
この言葉で大事なのは、うずくまっているときの心の持ち方と行動にあります。
この例えにあるように、高く飛翔するためには、
✅ へこたれず、焦らない、という精神的な安定
✅ じっくりコツコツと蓄える
このことが大事です。ゆったりどっしり構えすぎてもいけませんが、着々と実力を付けて行きましょう。
早く開花して表舞台に出た人は、そこで揉まれて成長するという利点ももちろんありますが、基礎が浅い場合苦労することになります。そうなると、華やかな花のように早く散ってしまいます。
家康の言葉
「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとし。」(徳川家康)
これは家康公が晩年の言葉ですが、この言葉のとおり家康は若いころ様々な苦渋を経験しながらも信長、秀吉のもとでしぶとく、実力を蓄え、後半生で戦、政治、江戸の町の建設と目まぐるしい活躍をすることになります。
どんな苦境でもグッとこらえ、“悩む”のではなく、考えて前を向いてコツコツと成長する、そんな心構えで人生100年時代を焦らず生き抜いていくヒントをこの言葉に見出した気がします。
(参考)
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