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留学前期①~海外留学の動機~
いつもブログを読んで下さりありがとうございます!
0. 社会人でなぜ海外留学?
さて、このブログでは様々な方の海外留学・勤務のエピソードと合わせ、
私自身の、
・海外留学の動機
・テスト対策(TOEFL、GRE)
・エッセー、レジュメ等対策
・志望校選定
・海外生活準備(ビザ、保険、銀行、カード等)
を発信することで、
「海外に留学したいのだが、どうやって勉強、手続すればいいのか?」
「志望校はどう決めればいいのか?
「留学先決定後、渡米前に何をすればいいのか?」
といった疑問を解消するお役に立ちたいと思います。
そして今回は、まず、
「なぜ、社会人でありながら留学というキャリアパスを選んだのか」
についてお話ししたいと思います。
私が留学した動機は、大きく分けると以下の2つに大別されます。
(今回改めて言語化を通じて整理したので、私自身も当時からこう明確に言葉にできたわけではありませんが・・・)
1.日本の教育、社会を「一歩引いて」外から見ることによって、今後の自分の仕事に活かしたい
2.「グローバル人材」へと自分を変革したい
1. 日本の教育、社会を「一歩引いて」外から見ることによって、今後の自分の仕事に活かしたい
まず、1点目について。
「日本社会を良くするためには、日本社会だけ知っているだけではいけない」
これは当たり前のことだと思いますが、これまで5年強仕事をしてきて、そのことを身をもって体感したことは驚くべきほど稀でした。
私は日本で産まれ、日本の教育を幼稚園から大学まで受けて育ち、いま、教育に関する仕事に携わっています。
つまり、日本の教育というものを「内から」体験し、そして今それをより良くしようとしています。
でも、それだけで本当に足りるのだろうか。
「日本の教育は世界的にどう受け止められ、評価されているのか」
「海外より日本が優れている部分、逆に劣っている部分はどこなのか」
「日本の教育に欠落しているものを、海外ではどのようにアプローチしているのか」
これらを生の情報から吸収する必要があることを切に感じました。
海外で行われていることをそのまま日本に適用することが正解だとは、必ずしも思っていません。
(日本の初等中等教育は、例えばPISAの近年の結果を見れば世界トップレベルと示されています)
しかしながら、自分の「原体験」や「価値観」だけでなく、「より多くの選択肢」を知り、その中から「より広い視野に立って」「最善の選択をする」、ことを徹底していくことが、これからの時代により求められていると感じました。
2. 「グローバル人材」へと自分を変革したい
次に、2点目について。
留学という制度があることは入社当時から知っていましたが、それを自分事として考えるようになったのは3年目の頃からです。
当時、1・2年目のヒラ的な仕事を終え、部下を持ち、実質的に実務を統括するような立場で仕事をしていました。
その時に思ったことを、誤解を恐れずに言えば、
「単に「良い仕事」をするだけであれば、会社でのキャリアを長く積み、スキルや能力を磨いた方が近道かもしれない。でも、それで、「真に世の中のためになる仕事」ができているのだろうか・・・」
という、漠然とした不安でした。
社会は我々の想像を遥かに超えるスピードで世界からの影響を受け、揺れ動き続いています。
それに対応して解決策を考えていく上で、自分はあまりにも「内弁慶」すぎる。
教育について詳しくなればなるほど、視野が狭くなっている自分に警鐘を鳴らしているもう一人の自分がいることに気付きました。
断言しておきますが、この対処法は人それぞれであって、唯一無二の正解はないです。
ただ、日本にこれまで留まっていた私にとっては、「海外留学を通じて自分をグローバル人材へと変革し、流動的な国際社会に対応できる教育を実現する」ことが答えだと信じました。
以上が、ざっくりですが私の海外留学の動機です。
次回は、なぜ公共政策という分野を選んだのかについて述べたいと思います。
ちなみに、渡航する際に上司から、以下のようなコメントをいただきました。
「留学する人は、色々な動機を持ってそれに向かうものだと思う。
しかしながら、自分のキャリアアップのためだけに留学するのであれば、会社を辞めて行けば良い。
hiroさんが会社からお金をもらって留学するということは、その成果を20年、30年後の日本社会に還元するという責務を負っているということ。
そのことを忘れないで欲しい」
これを胸に、留学生活を過ごしたいと思いました。