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日米比較 中盤の振り返り
こころはZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
さて、先日から【日米の思考のお話】のタイトルで日米比較のつぶやき投稿を続けています。
このつぶやきに3年前のnoteデビュー作のURLを貼り付けてきました。その中盤戦、6話から10話のお話はいかがだったでしょうか?
右肩上がりで経済成長していた戦後復興期は、若い創業者の下でみんな一緒に頑張れば成果が出る、政治家や企業創業者が「右向け右」と言えばみんなそれが正解だと思えたし、それに従ってみんなで努力すれば必ず幸せになれると信じられた時代でした。
やがてVUCAと呼ばれる変化の激しい時代になり、どれが正解なのかが分からなくなりました。
そんな変化の激しい時代に創業経営者からバトンを受け取ったサラリーマン社長や偉大な父や祖父からジバン・カンバン・カバンの三バンを引き継いだ2世・3世の世襲議員たちにとって「決断」がとても難しい時代に変化しました。
そのため難しい課題を先送る無決断時代を迎えてしまったのです。
その「無決断」「先送り」は、前例を踏襲して失敗を許さない、エスタブリシュメントのサロンの中で商売が成り立ち、新しいものを排除する日本の排他的な風土・体質と実に上手くマッチした社会構造となって、イノベーションを拒み、想定外のアイディアを村八分にして発明者を逮捕してまで潰してしまう無成長時代へと突入していました。
そんな序盤の話を受けて中盤の6話から10話は、日本は、実は全体最適を思考するのが苦手な国でIT化の遅れの原因ともなってしまったことを深堀りしました。
皆さんは米国は個人主義の国で個別最適の国、日本はみんなで協力する全体最適の国と思っていませんか?
実は、標準化と全体最適の思考にはITが実によくマッチするのに対して、属人化・部分最適の日本は、標準化・全体最適の米国にDXで大きな後れをとったのです。
それに米国は学術界と経済界の連係がよく出来ていて、経営を科学するのが得意です。
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野球も科学してしまう米国は、チームワークとは何か?チームに貢献する打者とはどういう打者か?を客観評価する指標を創り出してしまいます。
OPS(On-base plus slugging)とは、出塁率と長打率を足し合わせて、打席あたりの総合的な打撃貢献度を表す指標です。数値が高いほど、打席あたりでチームの得点増に貢献する打撃(つまりチームの勝利に貢献する打撃)をしている打者だと評価するための指標です。
セイバーメトリクスの祖、ビル・ジェームズ氏がディック・クレイマー、ピート・パーマーと共同開発した指標です。
セイバーメトリックスとは、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法のことです。さっすが米国なのです。
ちょっと古いデータですが、大谷選手のOPSです。どうです高い値でしょ。
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日本が30年無成長の間に、米国にはGAFAMというITを経営基盤においた巨大テック企業が台頭してきました。
GAFAMを追って電気自動車の製造業で頭角を現したテスラも実は、ITを基盤に標準化と全体最適を思考して、既得権益の破壊を行ってきた企業です。
どうしてこんなに日米には思考の違いが顕著なのでしょうか?
創業者のカリスマ性で会社が成長する過程は日米ともに似ていますが、そこから2代目、3代目社長に変わっていく過程で差がついてしまいます。
日本にもSONYといった例外的に創業家ではない代々のサラリーマン社長が成長を持続する経営を続けているグローバル企業がありますが、カリスマ創業者は自分の息子に後を継がせたがる情緒と持論の日本企業というのが一般的で、会社経営を理論で押し通す米国との違いは明らかです。
企業の成長が止まらないように、更に発展するためには、日米の差を埋める何かが必要なのでしょう。それは何なのでしょうか?
その最後の考察を終盤の11話から17話で展開します。どうかお楽しみに。
☆☆☆
(感謝)
▼恵子さんの【「2024年2月のありがとう💕」感謝を込めて】の記事の中でじーじの記事を紹介いただきました。恵子さん、ありがとうございます。
恵子さんがスマホを旅先で紛失された話に「財布を落とすよりスマホを落とす方が心配ですよね」とコメントしたことも記事の中で紹介してくれています。四国で紛失したスマホが岡山へ渡って岡山の警察から連絡があり、無事に手元に戻った訳ですが、デジタルの思い出はアナログ以上に保存方法をよく考えておかないなとの教訓を恵子さんは共有してくれました。
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▼「じーじのボヤキ」孫と祖父シリーズのサイトマップです。
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