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【じーじは見た!】後編:内閣総理大臣補佐官に注目してみた⁉️

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

第2次岸田政権第2次改造内閣でノーマークになっていた内閣総理大臣補佐官名簿に注目しています。

本編は後編です。前編から見ていただけると嬉しいです。


✅元国民民主党参議院議員の矢田稚子さん

内閣総理大臣補佐官は、わずか5名ですから首相のアドバイザーとして信頼できる方、あるいは、やりたいことがある場合の相談相手になる方を選んでいると思うのです。

内閣総理大臣補佐官は、内閣法第22条第1項で5名以内と規定されている最大数が選ばれています。また、同第2項で「国家として戦略的に推進すべき基本的な施策その他の内閣の重要政策のうち特定のものに係る内閣総理大臣の行う企画及び立案について、内閣総理大臣を補佐する」役割と定められており、結構重要な職務なのです。

矢田さんの役割は「賃金・雇用担当」となっています。国民民主党の玉木さんの掲げてきた「給料の上がる経済運営」に通じる役割を期待されているのでしょう。

✅矢田さんは電気連合(労働組合)出身

矢田さんは、松下電器産業労働組合において2006年7月より中央執行委員、2008年7月パナソニックグループ労働組合連合会書記次長を経て、2014年にパナソニックグループ労働組合連合会副中央執行委員長となった方です。

2016年参議院選で電機連合の支援を受けて、民進党公認で比例区から立候補し当選を果たしました。その後、民進党と希望の党の合流により誕生した国民民主党に加わりました。

前回2022年の参議院選挙では、矢田さんの得票数は比例候補者9人中4位でしたが、国民民主党が比例で獲得した3議席に届かず落選となりました。

ただ、獲得した159,929票は、国民民主党のみならず全政党の落選者で最多得票の落選となりました。

その矢田さんを今回、内閣総理大臣補佐官に指名した真意は、何なのでしょうか?

報道もないので想像するしかありませんが、労働組合への柔軟性を示すことにあるのか、女性活躍社会実現に向けて女性目線の政策提言を期待してのものなのか、国民民主党との連立を模索しているのか?

もう一人の女性補佐官、上野通子(みちこ)参議院議員にも注目する必要がありそうです。

✅上野道子さんの担当は、女性活躍

上野さんは、高校教師の職歴を経て、栃木県議会議員を2期務めた後、自民党栃木県連初の公募を経て2010年の参議院選挙で初当選、2022年前回選挙で3選を果たしています。

この方の政治信条を公式HPで見てみるとこんなことが書いてありました。

①みらい力
「未来を育む覚悟」
人への投資が未来をつくる!
 ●職場の人財の確保と育成の支援
 ●IT・AIに強い人財の開発
 ●出世払い型奨学金制度の導入
 ●教え甲斐、学び甲斐の有るハイブリット(オンラインと対面)教育の充実
共創(ともにつくる)社会が未来へつなぐ!
 ●ストップ孤独化・孤立化
 ●とちぎの産・学・官と“地域”連携の持続可能なまちづくりを推進
 ●だれもが(年齢、障がいの有無に関係なく)安心できる居場所づくりの充実少子化対策が未来を広げる
 ●子育てや結婚に夢を持てる環境づくり
 ●子育て家族や働く女性の応援強化政策実行(不妊治療や幼児の教育・保育等の手厚い支援)

上野議員行使HPより引用

みらい(未来)力、いい言葉ですね。
その他には、②ちいき(地域)力と③こうふく(幸福)力を記されていて、3つの力を政治信条に掲げておられます。

最後のこうふく力では、Well-being(五方よし)を唱えておられます。
五方よしの五方とは、経営者・消費者・世間・従業員・未来だそうです。
投資家を加えて六方よしにすればいいのにと思うのですが、どちらかと言えば、リベラル色の強いイメージです。

そうかと言えば、夫婦別姓には反対の自民保守派的なことも言われているようなので、よく分かりません。

女性二人を「新しい資本主義」の要でもある賃金の上がる経済運営やジェンダー平等・女性活躍社会の実現の要のポストに処遇した岸田さんの真意やいかに?

54名が男性だけだった副大臣・大臣政務官ポストの人選に注目が集まって、女性2名が要職に就いた内閣総理大臣補佐官の報道が少なかったので、勝手分析をしてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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