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【note川柳】#44:お題は「ベンチャー」(216~220)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

日本復活はベンチャー(起業)からです。

経産省が9年前の平成26年(2014年)にまとめたベンチャー有識者会議のとりまとめの中で「ベンチャー」を次のように定義していました。

ベンチャーとは、起業にとどまらず、 既存大企業の改革も含めた企業としての新しい取組への挑戦である。 次世代を担う企業群を形成し、 「新しい力」で経済を再生するために、 ベンチャー創造の好循環を実現する。

ベンチャー有識者会議のとりまとめより引用

ベンチャーとは新しい取組への挑戦、そして、この時に課題と書かれていた次の6点は、10年近く経った今もあまり変化しているとは言えませんね。いったい政府は何を支援してきたんでしょうかねえ?

1)挑戦する人が少ない
2)リスクマネーが少ない
3)グローバル化できていない
4)大企業とベンチャーの連携の不足
5)技術開発型ベンチャー ・ 地域発ベンチャーが少ない
6)行政によるベンチャー支援の課題

変わりたくない病の「日本病」は重症です。

今回は、日本病の特効薬「ベンチャー」をお題に川柳5句にチャレンジです。

松下もソニーも昔ベンチャーや

戦後日本の若いベンチャー企業の勃興が今日の大企業を創ってきました。
松下幸之助さんのパナソニックにしても、井深大さん、盛田昭夫さんのソニーにしても最初はベンチャーだった訳です。

ベンチャーのスタートアップ企業が成長して大企業になっていく過程では、社員の育成は企業の成長にとっても社員自身の成長にとっても重要です。

日本企業が社員教育を進めていくテンプレートになったのがパナソニック(当時:松下電器産業)の社内教育のしくみでした。👇

社員教育に関しては米国に負けていない自信が日本の企業にあったと思いますが、OJT(オンザジョブトレーニング)の名の下で現場任せ、属人依存の教育に頼っているうちに米国に大きく差をつけられてしまいました。

新たなベンチャー企業からは社員教育においても日本発の革新的アイディアが生まれてくることを期待したいですね。


起業家にベンチャー投資してあげよ

日本は間接金融(出資ではなく金貸し)で企業経営をするということが求められて、いつまでたっても金融機関の貸付頼りでベンチャーキャピタルが育ってきませんでした。

下記は、新しい資本主義実現会議下部「スタートアップ育成分科会」の初回会合で示された資料の一部です。

スタートアップ育成分科会資料から抜粋

そしてこれが👇、9年前のベンチャー有識者会議のとりまとめ資料からの抜粋ですが、この時から何ら変わっていない日本がよく分かります。

ベンチャー有識者会議とりまとめ資料からの抜粋(2014年)

ベンチャーキャピタル、今度こそ本気で育ててくださいね。


リスクをね回避が日本テイク米

将来予測が難しいベンチャー企業への投資はリスクです。

そのリスクをテイクして投資をしてくれるベンチャーキャピタルの育成が米国にはできて日本はできていません。

日本の戦後復興を支えた銀行の融資はリスクはテイクせずに誰が見ても安全を確保した上でお金を貸し付けてくれる間接金融ですが、100発100中の目利き力が求められる融資では、ベンチャーは育ちません。

今度こそ本当にベンチャーキャピタルが育っていくのか?
10社に1社が化ければいいというリスクテイクができるのか?

これからの日本の成長にはベンチャー企業の勃興が必要だとじーじは思います。

新しい資本主義実現会議で何度も何度も議論されてきた「スタートアップ支援」が本当に軌道に乗ってほしいな、今度こそ政府も本気の支援を継続してもらいたいなと思います。


ベンチャーにイノベーションがよく似合う

GAFAはイノベーションに挑戦して既得権益打破を実現してきた象徴です。

Googleは、顧客をロックインしない無償の情報検索サービスの提供をやってのけ、Appleは音楽配信のイノベーションを、そしてFacebookはSNSというイノベーションによってインフルエンサーの存在を創りました。

Amazonは、本は本屋で買うものという既得権益打破、物品はリアル店舗で買うものというビジネスモデルを変えていきました。

どの会社も既存のビジネスモデルを破壊するイノベーションを武器に発展してきました。

日本も負けるな、羽ばたけ日本!


就職をまずは起業でスタートを

親が変わらないと子供が起業を目指すという社会現象は起きないでしょう。

つまり、親子共にマインドセットを変えなくてはいけません。
ただし、マインドセットが変わっただけでは、起業を目指しません。
そこで必要になるのがスキルセットが変わることです。
これには「教育」変革が必要です。

マインドセットが変わって、スキルセットが変わっても、起業を目指しません。セーフティネットが必要です。

個人保証によって最初から借金を背負って起業するのではなく、投資資金を利用できるようにするベンチャーキャピタルの育成が必要ですし、再挑戦が可能な法的支援が必要です。

①マインドセット、②スキルセット、③セーフティネットの3点セットが揃えば、日本のベンチャーが羽ばたきはじめるのではないでしょうか?

もはや経済敗戦状態です。焼け野原からの復興のためには、大胆な法改正をお願いしたいと思います。年寄りは黙って若者に任せましょう😊

☆☆☆
(感謝)

▼昨日、トロフィーを一ついただきました。これも皆さんのスキ応援のお陰です。ありがとうございます。ちょっと今回は、ハッシュタグのキーワードを細工して取りにいきました。「AIとやってみた」のタイトルで何をやったかというと「ナッジ」をChatGPTに解説してもらっただけなんですけどね。

【じーじは見た!】前編:脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動を見てみた⁉️

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