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【夏の一コマ】山場を迎える祖母との味噌づくり


祖母と長めの昼寝をし、この日朝から水に浸けておいた大豆を翌日の味噌作りクライマックスに向けて夕方から大釜で炊きはじめる。台所のコンロでは到底賄いきれない量の大豆故、野外コンロで青空調理。

炊き上がるまでには時間がかかる故たまま〜にお釜の中を覗きに行ってはアワアワの灰汁を柄杓で丁寧に掬い取る。

大豆のお世話の合間には、祖母と畑仕事も忘れずに。日も陰ってくる時間帯、蚊に食われながらひと仕事。

晩ごはんが済む頃には大豆が指で潰せるくらいまで柔らかく炊きあがり、ほかほかの大豆はそのままお釜の中で一晩過ごす。後々出番のある茹で汁も捨てずにそのまま。

翌朝麦麹の出来上がりと同時に味噌づくりスイッチオンとでも言おうか、昨日とは打って変わって作業がドドドーっと待ち構えている。

まずは私が合流する前日、既に祖母が完成させ冷蔵庫に保存してあった米麹とまだ生温かい出来立ての麦麹の発酵を止めるべく塩切りの儀。大きな桶の中で米麹、麦麹、お塩を満遍なく混ぜ合わせる。板状になっている麹はポロポロと塊がなくなるよう丁寧に解して。

麹の甘い香りに癒されながら
塩切りに徹する


塩切りの儀が終われば、次はこの塩きり麹と柔らか大豆を混ぜていく。

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