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土地とは誰のものか
土地とは誰のものか、をまだ考えながら、北海道を歩いています。ここニセコ町における有島武郎は、作家としてより以上に農場開放の人として有名です。
クロポトキンの相互扶助思想に親しんだ彼は、その理想と不在地主としての現実の狭間に苦しんだ末、伝来の農地を無償で小作人に与えてしまいます。
「空気や水、土地のようなものは人類全体で共有して個人の利益のために私有されるべきでない。小作人が土地を共有して」営農せよ、とは、彼の遺訓です。
人口が5,000人にも満たないニセコ町で、2001年、全国初の自治基本条例が施行されました。そのことは、有島武郎の存在と必ずしも無縁ではありません。
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