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今年の26本目

今年の26本目、そして父になる、観ました。

6年間育てた子は、実は生まれた時に取り違えられた他人の子だった…。それを知った2組の夫婦は、互いの子を交換し合う相談をし、でも踏み切れません。

親子のつながりとは、DNAに刻まれる結び付きなのか、それとも共に過ごした時間の中に築かれる結び付きなのか。映画は、そう問い掛けます。

けれど実のところ、「父」は、その両方において子とつながれてはいませんでした。父という役割を演じながら、でも、息子と距離を置いていました。

共に過ごした時間や父としての役割に確信が持てず、だから血縁という客観的な結び付きにこだわってしまう彼は、そして最後には父になれた、か。

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皮膜
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