今日は父の命日
今日は父の30回目の命日。
生きていたら94歳。
どんなおじいちゃんになっていただろう。
まったく想像もできない。
父と別れた年月が、
一緒に過ごした年月を越えた。
あの日。
朝からずっと病室にいた。
眠り続ける父の横で、私は何を考えていたんだっけ。
父の命が残り少ないと聞かされても
私には何の実感もわかなかった。
どこか人事のような
作り物の話のような
そんな気持ちがしていた。
あの日。
淡々とただ時間だけが
静かに過ぎていた。
最期の最期の瞬間を迎えるまで、
まだ私には現実を受け入れていなかった。
30年目の命日。
今年も幸せに迎えられたことの感謝を込めて。
いつもありがとうございます。いただいたお気持ちは、写真家として、表現者として、もっともっと突き進むための糧として大切に使わせていただきます!