文学フリマ大阪12に参加しました!
2024年9月8日(土)に開催された文学フリマ12に、去年に引き続き「柴犬庵」として相方の白鳩と出店しました。
今回は新刊2冊を加えた8冊と、レジン作品7点を出品しました。
noteを失念していて写真があまりないのが悔やまれます。
場所は「ちー11・12」という、奥のいわゆる壁サー(文フリに壁サーの概念があるかは不明です)。
ボランティアさんのおかげで早めに会場が開かれたそうで、予定の11時より早く入場できました。白鳩が考案してくれた結果、設営はこんな感じになりました。
予定通り12時にお客さんの入場が開始し、すぐさま長蛇の列ができました。
何十人という方々がおよそ30分近くのあいだ列を作っていたのは、某プロ作家さんのブース。サイン会を行っていた?そうです。
本音をここだけで申し上げると、その列により「ち」のブース列は背後の壁に挟まれ視界を遮られる形になり、プロ作家さん目当てのお客さんの目に留まることもなく、初手からテンション大幅ダウン…。
プロアマ問わずのイベントであり、プロ目当ての方がお客さんとして巡ってくださるのはありがたいのですが、ちょっとこの仕打ちはどうにかならないでしょうか…ゴニョゴニョ…。せめてプロのサイン会は別室でやるとか…ゴニョゴニョ…。右から左に延びる列に対してあまりに惨めで、私は諦めておにぎりを食べていました。
しかし、それから柴野が個人で入っている読書会の方が様子を覗きに来てくださったり(差し入れまでいただき、本当に嬉しかったです)、某LINEグループでご一緒の方が足を運んでくださったり(初対面だったのに、心から有難いです)、X(twitter)で認識いただいている方が挨拶をしてくださったり(皆さんとてもお優しい)、チョロい柴野はすぐに機嫌を取り戻しました。
背後の景色が良いのも、機嫌回復の一手だったかもしれないです。
やはり売り上げの瞬間は見届けたいという気持ちがありますので、中々席を外すことができず、やっと出かけたのは15時を迎えてから。
今回はあまりにブース数が多く、事前にチェックしていたブースをちょこちょこ見に行くので精一杯でした。それでもチェックの全てを周ることはできず、ノンフィクション方面に足を運ぶのもままなりませんでした。もっともっと見たかった…!
広島、大阪、京都、大阪と4回目の文学フリマ参加、ずっと課題であり続けているのが、接客態度です。
柴野はほぼ買うと決めてから客としてブースに向かうので、積極的に本の説明をしてくださるのは有難いです。しかし買うか迷っているブースは、万が一に断ることに気が引けて、呼びかけが盛んであれば却って遠巻きになってしまいます。
私たちのブースに来てくださるお客さんも、もっと話しかけてよと思う方もいれば、放っといてくれと思う方が混ざり合っているはずです。
そもそもコミュ障なので上手なトークなどできないのですが…ここは本当にいつも迷います。目が合えば足早に去ってしまう方、フリーペーパーを手渡すと立ち止まって読み込んでくださる方、どうやって心の内を見極めるのか…泣
取りあえず、今回はいつもと違う点として、お買い上げいただいた方にお礼に飴ちゃんを一個おまけに選んでもらいました。大阪っぽいよねw
声かけ問題は周囲の雰囲気やブース位置にも左右されると思うので、経験を積んでパターンを学んでいけたらと思います。
これは公開すべきか悩みますが、柴野本人が気になる数値なので、誰かの参考になれば幸いです。
今回の売り上げ 計32冊+2個
・天邪鬼の海/新刊(300円) 11冊
・道楽喫茶 のっぺらぼう/新刊(500円) 7冊
・幽食(300円) 1冊
・境界(500円) 5冊
・ゆめうつつ(500円) 5冊
・夢七夜(500円) 1冊
・ないた赤鬼(500円) 1冊
・ナツとシノ(700円) 1冊
レジンストラップ(100円) 2個
とにかく全て最低1冊は売り上げることができて、心から安堵しています。
このうち恐らく半分近くの割合が、何かしら繋がりのある方からの売り上げです(ありがとうございます!)。
売上数自体は前年とほぼ変わらず、つまり会場の規模は拡大したけれど、完全ご新規さんは減少しました。見本誌コーナーに置いたのは新刊2冊と「ゆめうつつ」で、やはり見本誌コーナーTUEEE!!ということですね。
前年と変わりフリーペーパーも用意し、白鳩がレイアウトも更に練ってくれましたが、来場者数が増えたからといって、売上アップに繋がるとは限らず。
しかし、4回の参加の内で一番多くの冊数を受け取っていただけたことには変わりません。
柴犬庵に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
今回、柴野が入手した冊子や無料配布物はこちらです。早速1冊読み始めていますが、もう面白いです。プロの犯行といわれても全く遜色ない作品で、もっと自分も頑張ろうという気になれます。というか、紀伊国屋にあったら真面目にほしい。
次回ではB5一枚の紹介フリーペーパーだけでなく、足を止めてもらうべく、無料配布の冊子を作ろうと考えています。元を取れるなんて端から思っていないので、0円の何かを作ります。うおぉ、何にしよう…!
結果、文学フリマ大阪12は非常に温かく楽しいイベントでした!
日常であまり見かけない創作好きの方々が一堂に会する貴重な機会で、参加できて本当によかったです。
次回は来年の文学フリマ京都9。
4ヶ月後にまた楽しい時間を過ごせることを、今から楽しみにしています。