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実は厚労省のメンタルヘルス指針にも記載がある「セルフケア」の重要性

自分に一番近い存在は自分であり、自分を一番ケアできるのも自分ということを忘れがちな方々と出会うことが多いです。


会社でメンタルヘルスに関わる業務を行っている方は知っていると思いますが、管理者にも確認しておいてほしい、厚生労働省のHPの中の「職場における心の健康づくり」。


ここでは、4つのメンタルヘルスケアの推進というものが紹介されています。

こちらは会社の取り組みとして紹介されているのですが、4つのケアの中の1つには「セルフケア」の項目があるのをご存じでしょうか。


被害者だと思い込んでいるときには、見て見ぬふりをしてしまうことも多いのですが、自分で自分をケアすることもかなり重要なのです。

周囲に頼ることも自分を守るためにもちろん必要なことであるけれど、国としても自分を自分でケアすることの大切さを示しているわけです。


セルフケアを行うために、日ごろから自分の「状態」を知っておくこと、知ろうとすること、気にかけることが大切になります。

また、私の経験でもあるのですが、自分の「普通の状態」が実は、かなり自分に負担がある状態であるという可能性や自分が気がつかないうちにストレスをためている可能性があることも頭の片隅に入れておくといいかもしれません。


例えば、毎日体が重く、常に希望を持てない気持ちであり、毎日それといって楽しくない。そんな毎日を送っていると、その体の重さや気分の落ち込みが通常モードであるため、自分ではさらに悪化しなければ、ストレス状態であることに気がつかないし、もっと体は軽くなれることにも気がつけない。


不調が通常になっている人も多いと思われます。


セルフケア方法は、沢山あり、それぞれに合ったものを見つけていただければと思いますが、私のおすすめ方法は、体を整えてしまう方法。


1週間だけでもいいから、まずは、健康的な食生活を送って、動くことを心掛け、できるだけきちんとした睡眠を取る。


これを試す1週間は、アルコールは基本的にダメ。もし我慢できない場合は、睡眠する6時間前までにする(休みの日に昼飲みなど)。

晩酌が日課である人は、1週間お酒を飲まないだけでかなり体が軽くなることに気がつけるかと思います。

飲食は、寝るの3時間前までに済ます。

歩くことからでもいいから、運動をする。等々。


健康情報も色々あるので、好きな人は調べて実践すればいいと思うのですが、【よく動き、健康的に食べ、よく寝る。】これを心掛けて1週間過ごしてみることで、体が軽くなったことが実践できたら、実は心も前向きになっていることも多くあるのです。


心身一如。


体と心は切り離せません。


セルフケアとして、自分のストレスを解消するためだと言って、アルコールや甘いお菓子を食べることもあると思います。

が、過剰になることで、結果として体へストレスを与えて、連動して心もストレスを感じ、ストレス解消のためにまた、お酒やお菓子を食べて、ストレスを解消する。


セルフケアしているようで、ストレスループ状態なこともあるのです。



体と思考を整えていくだけで、なぜか外部にあったストレスが減るということもあるわけで。。。

自分には、自分の世界を整え、良い方向へ変化させるパワーがあるということを多くの人に思い出してほしいと思ってます。


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