ひなた旭

ウェルビーイングのためのヒントや相談業務を行う中で感じたことなど書いていこうと思います…

ひなた旭

ウェルビーイングのためのヒントや相談業務を行う中で感じたことなど書いていこうと思います。私の意見や戯言なので、いらない情報はスルーして個々が主体的に情報を選んでほしいと思っています。少しでも皆さまのお役に立てたら嬉しいです。資格:産業カウンセラー・ハラスメント防止コンサルタント

最近の記事

幸せになりたいと言ってるけど、どこにに意識のベクトルを向けているのか?

人生の時間には限りがある、という前提を認識した上で読み進めてくれればと思うのですが、言語化が難しく、伝わる人に伝わってほしいウェルビーイングのヒントです。 私たちの人生には限りがあり、1日24時間という区切りが設けられている。 今、この文章に触れているこの瞬間も時間は流れている。 「幸せになりたい。」と人は言うけれど、「じゃあ、どうなったら幸せ?」と聞くと、「お金がもっとあれば。」「恋人がいれば。」「職場から××が消えてくれれば。」などという回答を聞くことが多くある。

    • 状況をコントロールできていると感じていますか?

      ウィスコンシン大学の心理学教授であるキャロル・リフ氏が因子分析によってさまざまなアンケート結果をコンピューターで分析した結果、心理的ウェルビーイングには6つの要素があるとしました。 今回の記事では、その要素のひとつである「状況をコントロールする力」にフォーカスを充てたいと思います。 状況をコントロールする力とは、複雑な環境を適格に制御できていると感じていることだと紹介されています。 であれば、感じればいい。 けれど、わりと多くの人が、自分では状況をコントロールできない

      • パワーハラスメントで内部通報を考えている貴方へ。

        職場において、上司や先輩から辛辣なことを繰り返し言われたり、嫌がらせを繰り返し受けたとき、内部通報が頭が過ぎった方々に向けて、一応基本的情報をお伝えしたいと思います。 ちなみに、通報するかどうかを悩んでいるからこの記事を読んだといった人は、匿名通報可能なのであれば、一度通報をしてみて、その担当の方とまずは相談してみるのも手だと思ってます。 ただ、通報すればなんとかなると過度な期待を持たれている方々が一定数おり、勇気を持って通報したけれど、悲しい結果に終わったといったことも

        • 自分が幸せであることが平和への貢献活動になると知ったならばあなたはどうするのか。

          エール大学のニコラス・クリスタキス教授の研究によると、友達関係をネットワーク図に表し、人間を丸で示して、親しい人を線で結び、幸せな人と不幸せな人を色分け、5年後、10年後を見ていくと、幸せと不幸せが細胞増殖のように発展していくということが明らかになったという結果になりました。 同じ場にいる人間同士は会話せずとも、お互いに影響を与え合っていることは明白であり、パソコンのタイピング音やため息の音などは、聴覚に刺激を与えるし、視界の範囲内に入れば、視覚を刺激される。 「気配」とい

        幸せになりたいと言ってるけど、どこにに意識のベクトルを向けているのか?

          パワーハラスメントが起きやすい理由のひとつ。世代による観念の違いを理解する優しい視野。

           『無意識がわかれば人生が変わる4』著 前野 隆司・由佐 美加子  によると、 『ゆとり世代は「がんばらなくていいよ」と言われてきているため「ありのままでいいよと育てられてきており克服型ではなく逃避型の回避行動を取る人が多くなっている。 上の世代は、克服(努力)することが良いことだと評価されてきたため、若い世代に対して「やる気がない。」「いくら言ってもがんばる姿勢を見せない。」と攻撃やダメ出しすることがパワーハラスメントの一因となっている』という話が出てくる。 日々ハラ

          パワーハラスメントが起きやすい理由のひとつ。世代による観念の違いを理解する優しい視野。

          「私」が見ている世界は「私」しか見えていない。よって「他人」の世界を「私」は全て見えていない。

          私が見ている世界は、私しか知りません。朝起きて、なにを思って朝の準備をして、お昼ご飯に食べたもの、そのときに感じたこと、見たこと、夜寝るまでのこと、私は、私の全てを見ています。 それが、自分の世界であり、その自分の世界で起きたことや学んだこと、私の世界に登場した親や先生などに教えられたことなどによって、今持っているルール、考え、思考癖が作られてきました。それは、あくまで、「私」の世界で生成されたものであるので、他人とは違います。 他人には、他人の世界があり、世界に現れた人や

          「私」が見ている世界は「私」しか見えていない。よって「他人」の世界を「私」は全て見えていない。

          人間関係でパワーアップできるスキル、離見の見

          今回の記事では、主に職場の人間関係が上手くいくようになったきっかけとも言える、意識してよかった【離見の見】について書いていきたいと思います。 まず、【離見の見】とは、世阿弥の言葉で、「演者が観客の立場で自分を観る」といった意味です。 私が、自分を客観視するべきと判断した状況になったときに頭の中に思い浮かべていた言葉です。 心理学の世界で言う、メタ認知と同義語として使用していました。 ちなみに、なぜ、客観視やメタ認知という単語でなくて、【離見の見】だったかというと、響きが

          人間関係でパワーアップできるスキル、離見の見

          コミュニケーション能力アップのためにも、私たちは色めがねをかけて生きているということを知ろうではないか。

          私たちは、固定概念・思い込みという色めがねをかけて生きています。 人それぞれの生きてきた中で得た知識、経験、環境等により、それぞれの色めがねの色は違うし、日本人という単位で同じ色のめがねをかけていたりもするのです。 4、ありのまま因子(独立性と自分らしさを保つこと。自分を他者と比べすぎず、しっかりとした自分らしさを持っている)を伸ばそうとするとき、他者との比較や他者からの視線が気になって、ありのままの自分でいられない人は多く存在します。 自分も皆も「ありのまま」でも過ご

          コミュニケーション能力アップのためにも、私たちは色めがねをかけて生きているということを知ろうではないか。

          あらゆる情報の取り入れ方について

          現代は、あらゆる情報が飛び交っています。 新聞、テレビ、スマホニュース、フェイスブック、インスタ、本、youtube等、様々な場所から情報を取り入れることができる社会のようです。 ネットの情報等は精密に分析されており、自分が気になる情報がおすすめ記事とし出てきますし、自分で検索するときも自分の気になることを検索するため、どうしても情報に偏りがでていることに気がついているでしょうか。 また、テレビでニュースを流していても、真剣に情報を得ようとして見ておらず、ただ流しているだ

          あらゆる情報の取り入れ方について

          ウェルビーイングな生活を送るヒント。

          1、ウェルビーイング(well-being)とは、身体的、精神的、社会的に満たされている状態を指す言葉。いわゆる幸せな状態。 では、幸せはどう生まれ、どうすれば幸せを育むことができるのか。 幸せについて研究している慶応義塾大学 前野 隆司教授によると、幸せに影響する4つの因子を満たすことで幸せになれると説明している。 1、やってみよう因子 (やりがいや強みを持ち主体性の高い人) 2、ありがとう因子 (つながりや感謝、利他性や思いやりを持つこと) 3、なんとかなる因子 (前

          ウェルビーイングな生活を送るヒント。