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【言語療法的な遊び】命令ゲーム
「命令ゲーム」というタイトルのゲームはいろいろありますが、ルールに工夫を入れると言葉を認知する力の付く遊びになります。
早速紹介します。
< 命令ゲーム >
環境設定
人数:3人以上
年齢:2~3歳から
※レベルに合わせると小さい子も出来ます
準備するもの:人数分に用意した割り箸
ホワイトボードもあれば尚良し
ルール
割り箸の先を一本だけ色を塗っておきましょう。くじで王様を決められます。
王様を1人決めます。
王様は
1.誰が
2.どこで or なにで
3.なにをするか
を指示します。
その指示をする際に助詞をきちんと言うように指示しましょう。
ホワイトボードに
「(誰)が、(どこ)で、(なに)をします。」
と書いておくと見ながら言える子もいます。
ねらい
・助詞を使って言葉を表現する(王様)
・指示されたことを理解し行動する(家来)
・イメージしたことを言葉に正しく表現する
・引っ掻けようとしたり、意地悪な問題を作ろうとしつつ、ルールを守りながら工夫する
考えられる行動と対処法
・まだ言語発達中の子の中には指さしや代名詞でどうにか表現しようとします。
※年中までは代名詞OKなど、ルールもプラスワンしておくと許容範囲が広がります。
・短期記憶が弱く、自分の言ったことを忘れてしまう。
※ホワイトボードで記録しておくと答え合わせしやすいです。
・順番が回ってくるまで待てない。
※王様になる人、命令を受ける人をクジなどで順序良く回るようにする
・子どもによっては同じ命令ばかり繰り返してなかなかゲームとしての楽しみが後回しになってしまう子もいます。
※アイディアが浮かばなくて前の人の真似をすることがあるのでワードをくじ引きにしておくと迷わずできます。
レベルアップルール
「~に」「~へ」などの助詞を使うことできちんと聞いていないと間違いやすくなります。
ついつい、単語で会話を済ませてしまい助詞をうまく理解できない子が学齢期にも多くいます。遊びの中で理解を深めると、生活に生かすことができます。
クリエイティブな遊びなので、指示されたことは出来ても自分で考えることが苦手な子もいます。考える楽しさを味わいましょう。
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