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お米をテーマにモノを売ることについて考える(0)~お客様は誰ですか?

モノを売る場面で大切なことは何でしょうか?

いろいろな答えがあると思います。が、最も大切なことは「お客様の立場に立って考える」すなわち顧客視点です。お客様が「欲しい!」と思わなければ買ってもらえない。当たり前のことですが、日々の売り上げに追われていると、ついつい頭から抜け落ちてしまいます。

なぜなら人は、自分が見ている景色がすべて、と思いがちだからです。売ることに一生懸命であればあるほど、買う人の気持ちや事情を想像することができなくなる…。なんとまあ残念なことでしょうか。

でも考えてみれば、誰でもモノを買ったことはある。つまり、お客様になった経験はありますよね。

とすれば、お客様の視点に立つことはそんなに難しいことではありません。ちょっとだけ意識を持って、視点を変えましょう。小売店でも卸でも生産者でも同じです。あなたが作っているものを買うのは誰ですか?買う人について興味を持ちましょう。農作物ならお天気のことを考えるのと同じくらい、食べる人のことを考えましょう。

そんなテーマで昨年(2020)3月から、お米の専門新聞(いわゆる業界紙)「商経アドバイス」で、『食卓からお米屋さんへのラブレター』という連載コラムを書いています。おかげさまで大変好評をいただいております。読み逃した分も読みたいという声をよくいただくので、過去分をnoteに掲載することにしました(新聞社了承済み)。最新回はぜひ本紙をご購読ください。

お米屋さん向けの内容になっていますが、直販生産者さんやお米以外のモノを売っている方にも、きっと何かしらのヒントになると思います。よかったらどうぞ続けて読んでくださいね。


◆書き手プロフィール: たにりり
お米サービスデザイナー・商経アドバイス契約コラムニスト。
「料理がわかるごはんソムリエ」として、お米に携わっている人・毎日お料理する人を応援しています! 
日本炊飯協会認定ごはんソムリエ / 料理家。
著書「大人のおむすび学習帳」。

Twitter, Instagram, Facebook, 音声配信→りり姉の昭和キッチンon stand.fm

※題字イラストはツキシロクミ

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