【エッセイ】マイルドですけど…(涙)
先日 友人と喫茶店に入ることに。
道路わきののぼりには「自家焙煎」の文字。
これは期待できるのでは!!と
胸を高鳴らせ いざ入店!
しかしコーヒーのメニューには
「マイルド」「アメリカン」「アイスコーヒー」三択しかない…
そこに一抹の不安を覚えつつも、
「いや、その不安は気のせいだよ。
だって自家焙煎ののぼりがあったじゃないか」と心の中で言い聞かせつつ注文を。
(よくわからなかったので「マイルド」と言ってみた)
そして雑誌でもと思い席を立った時、
見てしまった!!
ホームセンターで売っているような
コーヒーメーカーを。
そしてそのコーヒーメーカーが今、
作動中であることを。
見てしまった……!!!
一抹の不安が確信に変わった瞬間、
私の心は 「あ…ぁ(涙)」
出てきたコーヒーは優しさのみが
カップの中にひろがっていた・・・。
メニューの通り確かにマイルドでした。
そのマイルドを飲み干して、帰宅したあと、
家でハンドドリップをし飲みながら
その美味しさに
「これがコーヒーだよ!!」
と
一人つぶやいた
ある日の昼下がりの出来事でした。