いじめ問題
今日Twitterで使っている質問箱に「イジメってどうやったらなくせますか」という質問が来た。私の答えは至極簡単でイジメはなくならないと返答した。いつものように『いじめ』をウィキペディアで調べてみると以下のような内容が書かれていた。
『いじめは、相手に精神的、身体的に苦痛を与える行為であり、犯罪行為、または (あるいは) ハラスメント行為である。
いじめは、自尊心を損なわせ弱体化させることを目的とした、執念深い、冷酷な、あるいは悪意のある企てによる、長期に亘って繰り返される不快な行為である。複数人対1人という構図であり、被害者は人間関係に一生のトラウマを抱え、再起不能(引きこもり、自殺等)となる場合もある。
傷害罪、暴行罪、強要罪、侮辱罪などの犯罪行為として摘発される場合があり、文部科学省の定義においては、一定の人間関係のある人物から、心理的もしくは物理的な攻撃を受けたことにより、精神的苦痛を感じているものとされる。』
私は過去に現在では反社と呼ばれる暴力団組織と関わりがあった。その当時のその世界では上記されているような行為は当然のことのように日常的に行われていた。私はそれを辛いと思ったこともある。そこから逃げ出してしまったこともある。まさしくいじめの被害者だった。しかし、それを警察に言う事もなく、誰かを頼ってでも解決しようとしたことはない。
今の学生も同じようなことが言えるだろう。明らかに誰かを標的とし、不快な行為を意識的に続けているのであれば、学校内でも対処のしようもあるかもしれないが、いじめをする側(加害者側)が無意識に誰かの悪口を言ったり、誰かについて思う事を言ったりという事は止めることは出来ない。標的とされる側(被害者側)も、言われていることが事実であったり、反論できない様な事の場合には、言い返すことも出来なく、それを受け入れるしかないのだ。それで思い悩んでの自殺というニュースも見かけることもあるが、それに対しての解決策ははっきり言ってないのだろう。
学校生活や社会生活においてももし誰かと口論になったり、喧嘩になったとすると、立場が強い・力が強い側が勝つことになり、負けた側はそれに対して大きなストレスを感じて生活していく事になる。しかしその事実を問題提起して解決しようとする人間はどれほどいるだろうか?ほとんどは泣き寝入り、ストレスによる精神疾患で離職・休職・不登校になるのがほとんどではないだろうか。現代のイジメと呼ばれるものは無意識的に行われているものが多い。イジメている側にはその自覚はあまりなく、イジメられている側はそのことが全てとなってしまうほど思い悩んでしまう。その背景には何があるのだろうか。私にもそこまでの詳しい知識は持ち合わせてはいないが、自論ならいくらでも語ることが出来る。書き出すと長くなりすぎるのでやめておくが。
最初に言ったことだが、この世からイジメというものは無くなることはない。それははっきりしている。ただその件数を少なすしていく事は出来るのかもしれない。子供を持つ親の立場からすると、イジメが少しでも少なくなってくれることを願うばかりである。