"#あれ実は私なんです"第二弾 ポケベルを拡販させたノベルティーは、私が考案しました。
今ではほとんどの人が使っているスマホ。
スマホ登場まではこの「ポケットベル」がコミュニケーションツールとして大活躍した時代だった。
最初のポケベルは数字しか表示しなかった。
すぐに電話が欲しい時は、電話番号をポケベル宛に送ると表示され、どこへ至急電話すればよいかを伝えるツールだった。
この機能を巧みに利用してコミュニケーションツールとしていたのは当時の女子高校生たちだった。
なんと電話番号ではなく、語呂合わせでメッセージを送ることできめ細かなコミュニケーションを取っていたのだ。(流石やるなぁ、女子高生!今も昔も 「超無敵クラス」ってTV番組面白い。"おじゃす"かわいいよね)
DoCoMoが公式の語呂合わせオフィシャルブックを出そうよ!
というアイデアを速攻提案。
広告代理店に提案したら、速攻でDoCoMoが至急作ってくれ〜ということになって
巷で使われている語呂合わせをリスト化。間違いやすい語呂合わせをオフィシャルブックを配布することでメッセージが間違って受け取られないように活用された。
50万部を発行するヒット商品になった。
このオフィシャル「ポケットベルオフィシャル暗号BOOK」が50万冊出たということは最低50万個はポケットベル契約者がこのキャンペーン期間に売れたということだ。売上に貢献したものだ。
偽物の語呂合わせブックがコンビニのレジ横に登場!
新規契約者だけに配られたので、すでにポケベルを使っている人は持っていなかったので、すぐに偽物が作られコンビニのレジ横に置かれたのだ。
デザインテイストも似ていて、完全にパクリだった。
著作権侵害で訴えたかったが…
NTT DoCoMoはポケベル普及に貢献するので訴えないでくれと
偽物を作られ、売れていてもこちらには一銭の利益にもならない。
スポンサーの利益に繋がるのではしょうがないと思い承諾した。
おかげで、DoCoMoからのプロモーションの仕事は継続していただけた。
このように本来の製品を盛り上げ、売上に貢献できるノベルティーを考えるのもプロモーションの一つの仕事。
セールスプロモーションという仕事を35年やってきて、非常に良かったことは、マーケティングの知識、プロモーションの知識、流通(チャネル)への対応、広告連動、営業開発サポートなど事業の戦略の企画から現場まで携わることができ、様々な部署で企業がどのように機能しているのか、クライアントのことだけではなく、ノベルティーを企画し、提案し、デザインし、見積を出す過程で、原材料の知識、加工技術の知識、製造領域の企業のポジショニング、アッセンブリーのことや輸送のことまで学べたことだ。
事業に関するほとんど全てを学べた。更に、自分で起業することで経営していく上で必要な知識も学べた。社員でいては気づかない経営者だからこそ分かることが多いのだ。
自分で企業を経営したことのないマーケッターやコンサルティングを専門分野として仕事をしている人は知識だけで実務の経験が乏しい。
マーケッターやコンサルティングと肩書に書いている若い社員を見ると「えっ、そんなに若いのにコンサルできるの?」とつい思ってしまう。
知識としては短期間で学べるかもしれないが、経験・体験を重ねてこと経営者の苦悩や技量が見えてきて本当のコンサルができると思う。
経験を沢山積み上げて立派なコンサルができる人になって欲しい。
プロモーションを学んできて良かった。
社会に出たばかりの頃、プロモーションって言葉を知らなかった。
企画営業として、セールスプロモーション分野の仕事に就いて様々業態、分野のン企業の仕事をしてきて言えることは、事業の要は商品開発力と広域で捉えたPR戦略が重要である。ということ。
それ以外にも事業拡大をしていくには様々な要素があるが、商品開発力が弱くPR戦略をしっかり考えいない企業は衰退する。