『人を動かす』を読んで
この本で学んだことは、、、
『人間の本質』
この本は人を動かす方法に限らず、好かれたり、説得したり、変える方法について説明がなされている。
特徴的なのはあらゆる方法が小手先のテクニックではなく、人間の本質を理解を促した後にそれぞれの行動について説明されている点である。またそれに加えて、各原則を理解するために具体例が数多く紹介されているため、抽象的な言葉も自分の中にスッと落とし込むことが可能である。
この本で特に大きな学びについて3点書きたいと思う。
①人は自己の重要感を欲していること
人間が自己の重要感を得たいということを知っていれば、自分が相手にそれを感じさせることが最も重要であるとわかる。
そうするためにも相手が何か素晴らしい点があると感じたら、それについて褒めることで相手の承認欲求を満たすことで良好な関係を築くことが可能になる。
また褒める時に注意しないといけないのは、お世辞を言ってはいけないということである。分別がある人からしたらお世辞を言われても、逆にばかにされているように感じてしまうかもしれない。それを防ぐためにも深い思いやりからでる本心の感謝の言葉を相手にふりまくことによって「重要人物足らんとする欲求」を満たすことが大事である。
またそういったことを習慣づけるために、エマーソンの言葉である「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れているーー私の学ぶべき点を持っているという点で」という言葉を常に心の中に留めておき、自分のことよりもまず人の長所について考えたいと思う。
②議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける
この原則を目にした時に私の頭の中に浮かんだのは、
「?」
まさしくこれだった。
議論に勝つために、議論に参加しないのは、負けを認めているのではないかと感じた。
しかしこの言葉の本質はこういったことを意味していた。
相手と意見の相違がある時に真っ向から立ち向かっても、言い合いには勝てるかもしれないが、本当に求めているものは得られることができない。
言い合いに勝ったら、自分はすっきりとした気持ちになるかもしれないが、相手はそれと相反する気持ちを抱くことになるだろう。結局はそれにより相手に敵対心を生むことになり、もしその相手が交渉相手だとしても、友人だとしても結局は求めていたものを得られることは全くないだろう。
本当に得たいものを得るために意見の不一致を歓迎し、相手の意見と少しでも一致するところを探し、同じ論題について話している相手に感謝することでお互いが気持ちの良い議論をすることが重要である。
③相手の立場で考えること
私たちはこれまで相手の気持ちを考えなさいと教えられてきたが、それを常に考えることができているかと問われたら、私自身はYESと答えることができない。
相手と意見が対立したときなどについ感情的になってしまったり、自分の願いをどうしても叶えたい時には視野が狭くなって自分の欲求ばかり考えてしまうこともある。
いついかなる時も感情的になって自分の視点から物事を捉えるのではなく、相手にとってのメリットは何か、常に考えて、それを言動、行動につなげていく必要がある。
今後に向けて
この本で学んだことを活かすために以下の点を行動につなげていきたい。
①言動、行動の前に「相手にとってのメリットは何か」ということを考えること
②相手の長所は何か考えて、それを率直に伝えること
これらを特に意識しながら行動につなげていきたいと思う。
反省点
今回の文章は話が冗長になってしまった。
本の内容が濃かったことも1つの要因ではあるが、自分が感じたこと、学びを伝えるためにより簡潔に文章を書きたいと思う。
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