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絶対的悲壮主義のすゝめ

「自信」
「誇り」

成功するために、1つたりとも欠けてはいけない要素として挙げられる言葉たちです。
特に若い自分たちにとって、これら自分の能力に対する想いは、時に自分を支え、時に周りを魅了し、先の見えない暗闇を照らしてくれるライトのような存在になる。

とは限りません。

これらの要素は、自分を奮い立たせてくれるかもしれない反面、自分の成長を妨げてしまうマイナスの可能性を大いに秘めています。
その強い自信が過信となり、人に耳を傾ける姿勢を失ってしまいます。
その強い誇りが傲慢となり、自ずと視野を狭めてしまいます。

スポンジであれば、この「自信」や「誇り」が十分にある状態は、水を吸いきっている状態です。これ以上水は吸収できません。
反対に、ギュッと絞り、今ある自身や誇りを抜き切った時、新しいことを驚く速さで吸収することが出来ます。

「絶対的悲壮主義」

自分は出来ない人間と認めることです。
プライドなんて何もないと認めることです。
自分は何も出来ないんだと認めた瞬間、成長は始まります。

もちろん自信や誇りは、ブレない自分を築くためには必要な事です。
しかし、若い時にはまだ不要。たくさんの情報や経験を、色々な角度から吸収し、山の裾野を目一杯広げることが若いうちにしておくべきことのはずです。
いくら裾野をたくさん広げても、裾野だけの段階では名山おろか、山としてのビジュアルもない状態です。ただ、早く成果を出そう、見える形にしようと高さやビジュアルだけを先に求めてしまっても、上には伸びるかもしれませんが、基礎の不安定な塔のようです。
じっくりと目一杯裾野を広げ、形になるのは先でもじっくり基礎を築けば、山の形となった時、他の人には簡単に真似できない名山になっているはずです。キャリアは横に広げていく中で上に伸ばしていくべきです。

挫折するときは大体、出来ると思って出来なかったときです。
であれば、最初から出来るなんて思わなければいい。
でも、動く。動き続ける。

熱の無い奴と思われるかもしれない。しかし、根拠のない傲慢な自信は成果・人間関係などあらゆることに影響をきたします。
最初から出来ない自分を認める。その上で行動する。
ミスがあったら学び、分からない時にはアドバイスを求め、あらゆることを吸収しながら進んでいく。
「独自性」を求めるのは、まだ先です。

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