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過食を抑える食事とは? 食欲は 何が制するの?
前回、健康のために食生活で実践していること について書いてみたので、
今回は、食に 因んで 食欲 に関係する本 をご紹介したいと思います。
昨年、こちらの 食欲人 という名の 本 を読みました。
著者は 生命環境学部の教授で 昆虫学者の(雑な説明で怒られそうです。。)
デイヴィット・ローベンハイマーさんと
スティーブン・J・シンプトンさん
翻訳 櫻井 祐子さん です。
自身の身体を使って、身体の反応を 記録・実験する私としては、
読みながら、
『わかる!わかる!わかる!
そう! タンパク質の摂取量が減ると、過食傾向になったり、
食欲が異常になる感じ、物凄くわかる!』
と、心の声を発しながら、なんだったら、淡い興奮を覚えながら(え?)
読み進めた本でした。
こちらの本には、著者の方々が、
バッタの研究(雑な説明🙏)から、
バッタには「タンパク質欲」があることを発見したところから、
(タンパク質を摂取しようと選んで食事する)
その他の生物 や 人間 では、
食欲って、何に駆り立てられてるの?
とのことで、研究を進めていかれます。
興味深い内容が 盛り沢山なので、
・過食が止められない
・食欲をコントロールしたい
・健康な食事を知りたい
という方には、
ぜひ、読んでいただきたいです。
ざっくり、一部をお伝えすると、
人間を含め、生物には、
・強力なタンパク質に対する普遍的な欲求がある
・タンパク質が少ない食事を摂取すると、タンパク質が満たされるまで過食する
(人間は、タンパク質が満たされていないときに、タンパク質が豊満な食事を生理的に選ぶわけではない。そのため、糖質や脂質が豊富な食事を摂取してしまうため、僅かなタンパク質である食事を摂り続けることになる(過食))
・食事量を減らすには、食物繊維を摂取する
・ライフスタイルや年齢によって、必要なタンパク質量は異なる。
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その他の栄養素(糖質、脂質、ナトリウム、カルシウム)も顕著にバランスが崩れると欲求が強くなることや、ことなどが記載されています。
また、
じゃあどれくらい、タンパク質を取ればいいの?
ということになりますが、
この本からの答えは、
1日の必要摂取カロリー量の(タンパク質1g= 4kcal)
子ども、青少年:15%
若年成人(18~30歳):18%
成人(30代):17%
中年(40〜65歳):15%
老年(65歳以上):20%
だそうです。
普段、精製されたパンや麺類、加工食品を食べる機会が多いと、
この数字を達成するのは、難しそうです。
例えば、40歳の方が、身長体重ライフスタイルから
1日に1600kcl必要な場合を仮定すると、
タンパク質は15%なので、240kcal=60g
3食で分けて、1食20g.
1食20gのタンパク質を摂ろうと思うと、
牛乳だと、約500g
赤身肉だと、約125g
卵だと、3~4個
木綿 1丁(285g)
納豆 2.4パック(120.5g)
と、1食で摂取するには、結構な量なので、
これは、よほど意識的に、タンパク質を摂ろうと心がけないと、
なかなか目標に達しないかもしれません。。
運動量が多い人では糖質の必要摂取量が増えることや
長寿のためにとる栄養バランスと
繁殖のために必要な栄養バランスは違うこと
など、そのほか、興味深い内容が沢山でした。
私の場合には、
栄養素の不足によって、身体の症状が顕著に出るため、
食事って、栄養って、人間の身体って、
本当に面白いなあ。
と、しみじみ思います。
食事、栄養って、とても大切。
hikari 整体サロン
吉永 光恵