ハイハイミミ

「ショパン家の子どもたち」絵本マンガを制作中。 ショパンのそばにいた人たちは、なにを想っていたのだろう。 賞賛?嫉妬?憧れ?無力感?仲間として誇らしい気持? 自分は天才とは違うと悟り、異なる道を進む決意? そんな疑問で頭がいっぱいで夜も寝られません。

ハイハイミミ

「ショパン家の子どもたち」絵本マンガを制作中。 ショパンのそばにいた人たちは、なにを想っていたのだろう。 賞賛?嫉妬?憧れ?無力感?仲間として誇らしい気持? 自分は天才とは違うと悟り、異なる道を進む決意? そんな疑問で頭がいっぱいで夜も寝られません。

マガジン

  • ヘッセと車輪の下

    ヘッセの車輪の下の漫画を描きました。 愛するヘッセのために、その資料と考えたこと。

  • ショパン~創作漫画と資料

    ショパンが書いた手紙(全書簡)を読むと、暖かい家庭、たくさんの友達、ジョークが好きでとても陽気な子だったんだね。天才に影響されて友人たちがどういう人生を送ったのかも気になります。

  • ティトゥス・ヴォイチェホフスキとショパン家の寄宿生たち

    ショパンの伝記で親友ティトゥスや寄宿生たちの資料は少なく、誤解も多い。 ティトゥス・ヴォイチェホフスキ(Tytus Woyciechowski) 、ヤンビヤウォブウォツキ、アントニヴォジンスキ、他寄宿生やポーランド時代の友達、知れば知るほど愛おしい。どうぞあなたも知ってください。

  • 『スタートとゴール』#振り返りマンガ

  • 絵本とコミック(完成版)

    子ども時代のショパンと周囲の人々をテーマに、絵本とマンガを描いてます。歴史を生きた人々について考えながら、コツコツ更新。 新作は数カ月かけて1本、1年で4本のペースです。 のんびりお付き合いいただけると嬉しいです。

最近の記事

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ひとりぼっちのヤン【創作マンガ】ショパンの友だち

はじめにこのマンガは、ショパンの少年時代の友人ヤン・ビャウォブウォツキの物語です。 ショパンが6歳の頃から11年間親友であったヤンは、歴史の中で忘れられ、詳細はよくわかっていません。わかっているのは、ヤンがポーランドの田舎ソコウォボに住む貴族の息子であること、ショパン家の寄宿生でワルシャワ大学の法律学科に進学したこと、絵や音楽が好きだったこと、そして若くして病気で亡くなったという事実です。 親友ヤンと末妹の死は、明るい少年だったショパンにとって「初めての哀しみ」と言われま

    • 創作漫画『寄宿生たち』進捗レポート|完成原稿無料公開とネーム

      はじめに10歳の少年ショパンと寄宿生たち。毎日楽しく暮らしてますが、年上の寄宿生たちはそれぞれ将来を考えてる…。 そんなお話を描いてます! SNSで毎日進捗報告、noteでまとめ SNSで毎日進捗報告しています。完成したページをnoteで公開します。今回11月16日(土)はプロローグの2~3ページです。 ★『寄宿生たち』(土曜日更新)寄宿生たち~プロローグ ★次の更新は11月23日(土)です。制作はゆっくりペースですが、ゆるゆると一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

      ¥300
      • 創作マンガ 「ショパン家の子どもたち」~エミリアの劇

        ■はじめにこの作品は、19世紀ポーランドのショパン一家をモデルに、兄妹たちの日常と情熱を描いた歴史マンガです。物語の中心は、ショパンの末妹・エミリア。 1824年の冬、詩の才能を持つ12歳のエミリアが自作の劇を発表します。音楽の天才で14歳の兄フリデリクや13歳の姉イザベラ、さらには11歳の寄宿生アントニが集結して大奮闘。 エミリアの笑顔とユーモア、フリデリクの意外な一面、そしてフリデリクとは因縁の付き合いになる寄宿生アントニが、賑やかで楽しい舞台裏を彩ります。 劇が無事

        • 【マンガ企画】ショパン少年時代:歴史と友情を描く10話シリーズの構想

          こんにちは! ショパンの少年時代を描くマンガシリーズを制作中のハイハイミミです。 ショパンといえば、偉大なピアニストで作曲家としてのイメージが強いですが、彼も繊細ながらも感情豊かでユーモアと笑顔あふれる少年でした。このマンガでは、そんな「ショパンの素顔」を掘り下げ、彼の友情や家族への想いを描き出したいと思っています。 ■シリーズ概要 構想から早1年。このプロジェクトは、全10話(予定)で1年に4話ずつ、3年以内の完結を目指しています。 ショパンが残した手紙をもとに、彼の

          ¥0〜
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        ひとりぼっちのヤン【創作マンガ】ショパンの友だち

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        • ヘッセと車輪の下
          6本
        • ティトゥス・ヴォイチェホフスキとショパン家の寄宿生たち
          13本
        • ショパン~創作漫画と資料
          53本
        • 『スタートとゴール』#振り返りマンガ
          22本
        • 絵本とコミック(完成版)
          14本
        • ショパンの手紙に見る少年時代:創作マンガで甦る14歳の夏
          8本

        記事

          少年ショパン〜天才の育て方【創作マンガ】

          ショパン少年と、彼の最初の音楽教師ジヴニー先生の物語です。全32ページ。 雑学とダイジェスト版はこちら↓ 「天才の育て方」32p創作漫画早熟で陽気な6歳のショパン少年と、チェコから流れてきた60歳の音楽教師ジヴニー。実際にこんなやりとりがあったかもしれません…!

          少年ショパン〜天才の育て方【創作マンガ】

          【雑学ダイジェスト版】少年ショパン~天才の育て方

          ショパンの少年時代と、彼に音楽を教えたジヴニー先生の物語をマンガにしました。 なぜこの二人を描いたのか? 制作の背景やショパンに関する雑学を交えたダイジェスト版でお届けします。 ここまで読んでいただきありがとうございます。 本編32ページはこちらから読めます。 https://note.com/hihimimi/n/nff4b5b4dca45 音楽教師ジヴニーと少年ショパンの物語 「天才の育て方」32p 創作歴史マンガです。 合わせて読んでいただければ嬉しいです!

          【雑学ダイジェスト版】少年ショパン~天才の育て方

          展示会のお知らせ

          私の絵本「フリッチョのおとあそび」を、ギャラリーカフェKOHAKUで開催されるアートコミュニティ展に出展します! 幼少期のショパンを独特の視点で描いた絵本です。 試し読みや購入もお気軽にどうぞ。 皆さんのお越しをお待ちしております! 📅2024年9月12日(木)~25日(水) 🕒10:30~18:00【日休、水~15時まで】 📍千葉県松戸駅徒歩8分 ギャラリーカフェ琥珀https://www.instagram.com/cafe.kohaku.gallery/

          展示会のお知らせ

          ヤンとフリデリク【創作マンガ】ショパンの友だち

          はじめにこのマンガは、ショパンの少年時代の親友を描いた作品です。 前作『ひとりぼっちのヤン』の続編になります。 ヤンはショパンのお父さんが経営してる寄宿舎の生徒であり、そこで幼いショパンと出会いました。 9年後、病気で故郷に帰ったヤンに、ショパンは手紙を書きます。 彼らの出会いはショパンが6歳、ヤンが11歳のときでした。 ショパンが中学生になるころ、ヤンは大学生です。 このように年の差があるのに親友となり、一緒に泣いたり取っ組み合いのケンカをすることはできるのでしょうか?

          ヤンとフリデリク【創作マンガ】ショパンの友だち

          【お知らせ】ハードカバーの絵本を作りました!

          絵本を作るならハードカバーと考えていたので、今年の夏、目標ひとつ達成です! 小さなショパンが初めてピアノに触れる瞬間を描いた物語です。音の魔法に魅了される子どもの目線から、その初めての体験を色鮮やかにとらえたい。幼いショパンが音の世界に飛び込む姿を通じて、子どもたちに音楽の楽しさや夢の広がりを伝えます。 大人も子供も家族で一緒に楽しむことができる一冊です。 絵本制作は2022年夏 この物語はホテルのロビーにあるグランドピアノにさわる子どもたちから着想を得ました。 子ども

          【お知らせ】ハードカバーの絵本を作りました!

          [5] 少年ショパンの音楽

          ショパンが少年時代に作曲した曲をご紹介します。 おとなになってからの作品群に比べると拙いのかもしれませんが、少年ショパンの音楽もキラキラしてステキなのです。パリ時代の有名曲しか知らなかったわたしは驚きました。 (1)『ドイツ民謡 「スイスの少年」による変奏曲 ホ長調 KK.IVa/4』シャファルニャ旅行で生まれた曲です。 山のてっぺんで新鮮な空気を吸って自然の中にいるような爽やかさがあります。ショパンの曲で『爽やかな』…という感想は珍しいのではないでしょうか!?  是非、下

          [5] 少年ショパンの音楽

          [4] 禁じられた「パン」が食べたい!

          少年ショパンが書いた手紙の謎を読み解いています。 14歳のショパンの手紙には、何度も「パンが食べたい!」という言葉が出てきます。 主治医が禁じたパンとは?なぜ禁止命令が出たのだろう? 今回はその二つについて考えてみました。 (1) ショパンの健康状態と主治医ショパン家のふたりの虚弱体質児 ショパンと末妹のエミリアは体が弱く、病気がちでしたので、健康に関するいろいろな注意や禁止事項がありました。しかし治療方法は、今見ると奇妙なものも多いです。ショパンの時代には、抗生物質は

          [4] 禁じられた「パン」が食べたい!

          [3] 1824年のワルシャワ風景~ここから先は外国です!

          ショパンが少年時代に書いた手紙をもっと映像的にとらえたい!わからない用語や時代背景を調べています。 絵で見る18-19世紀のポーランドショパンが過ごしていた19世紀初頭のワルシャワを見たいと思ったことはありませんか?この時代には写真がないため、私たちは絵画に頼ることになります。これらの絵はとても魅力的で、当時の雰囲気を感じ取る手がかりとなります。 可能なら現地側で書かれた説明文を読みたい。今回ポーランド語で『XIX-wieczny obraz przedstawiając

          [3] 1824年のワルシャワ風景~ここから先は外国です!

          【創作マンガ】少年ショパンの「パンが食べたい!」

          ショパンの手紙から生まれたオリジナルマンガです。 音楽の天才ショパンが綴った、子どもっぽくもユーモラスな手紙「ぼくも禁じられてるパンが食べたい!」。それを見守る家族たちが織りなす物語。手紙を読んだ3姉妹の反応は? ページ末にショパンと時代背景をまとめましたので、そちらも合わせてお読みいただくとより一層楽しめると思います! 【創作漫画32p】「パンが食べたい!」

          【創作マンガ】少年ショパンの「パンが食べたい!」

          [2] 神童ショパンの教育と「普通の生活」

          手紙が書かれた1824年当時のショパンの生活を紹介します。 ショパンの家族ショパン家には両親と4人の子どもがいます。 ショパン(フリデリク)は上から2番目。 才能あふれる一人息子、しかし病気がちな彼は、家族から特に大切にされ愛されていたと思います。 【参考】ショパンの名前はフレデリック?フリデリク? 生まれ育ったポーランドではフリデリク(Fryderyk)。 パリではフレデリック(Frédéric)と呼ばれていました。 ショパンの父はフランス人 ショパンの父はフランス

          [2] 神童ショパンの教育と「普通の生活」

          [1-補足]ポーランド語の資料を探す、読む

          「ショパンの手紙」を原文で読みたい! 日本語訳で出版されていない資料を自分で翻訳して読みたい!機械翻訳を使えばそんなに難しくはありません。わたしがやった方法をまとめてみました。 「ショパンの手紙」を読むためのおススメ参考資料■ショパン全書簡 1816~1831年 ポーランド時代 決定版。必読。用語が豊富でどの日本語本より詳しく載ってます。しかし人名や地名などもっと知りたいときはどうしたらよいのでしょう? (現在『ショパン全書簡ポーランド時代』は入手困難です。古本価格は5万

          [1-補足]ポーランド語の資料を探す、読む

          [1] ショパン14歳、夏の手紙を読む

          都会っ子のショパンが、田舎のシャファルニャで夏休みを過ごしています。ワルシャワの両親に宛てた手紙を紹介します。(※「全書簡」を参考に、原文から意訳しました) この手紙は一読しただけではわからないことだらけです。謎を読み解いて、ショパンの創作マンガを描こうと思いました。 1824年夏の手紙(8/10付)(前半)初めての夏休み、初めて家族と離れて田舎で過ごす1か月、初めて家族に出す長い手紙。 ショパンは神童と言われる天才少年で、ポーランドの支配者ロシア皇弟や有力貴族の前で演奏

          [1] ショパン14歳、夏の手紙を読む