本当の優しさには厳しさが伴うもの
こんにちは!
あなたのストーリーを文字にするWebライターのひはらです。
今日は人を育成することについて考えていきます。
4月から新年度になる、新入社員が会社に入ってきた方もいるのではないでしょうか。
期待の若手とは言え、学校を卒業したばかりのメンバーはなかなか即戦力というわけにはいきませんよね。
そこで現在多くの企業で新人研修やOJTが行われているところかと思います。
僕もライティングスクールで受講生を受け持つことがあるので、誰かにものを伝えることの難しさを痛感しています。
今回はそんな経験と、最近聞いて感動した育成に関する言葉をお伝えしていきます。
人は育成することはできない
まず色んな方と接していて思うのが、人は育成することができないということです。
これは教育の機会が意味がないというわけではありません。義務教育や躾など一定の年齢以下には教育という場は効果的だと思います。
ですが、自我もあり、既に仕事なり学生時代での部活などで積み重ねてきたものがある大人に対しては育成はなかなか難しいと思います。
大切なのは相手が成長したいと思っているかどうかだなと思います。
そのため僕が携わっているスクールなどは最初に以下を確認します。
✅相手の現在のレベル感
✅どこまで成長したいのか
✅どの程度のシェアやフィードバックを求めているのか
相手が決断していく機会を作ることが大切だなと感じます。
小善は大悪に似たり
こちらが先ほどお話した最近聞いた素敵なお話です。
京セラの創業者の稲盛和夫さんがよく講和の中で話されている言葉で、元々は仏教用語のようです。
言葉の意味は、例えば会社の場合、部下に迎合する上司は一見愛情深いように見えますが、結果として部下が改善点を見いだせずダメになります。
逆に信念をもって厳しく指導する上司は、少し嫌な顔をされるかもしれませんが、結果的に長い目で見れば相手を成長させることになります。これが大善です。
愛情を持って厳しく接する姿勢を大善は非情に似たりと稲盛さんは話されています。
大切なのは愛情を持って接すること
大善が非常に似ていると先ほどお伝えしましたが、大切なのは非情になることではなく愛情を持って接するということです。
まさに両親が子供に接するようなイメージですね。
相手の成長の機会を妨げず、自分のことは自分で決めて前に進めるようにする関わりが大切だなと思います。
その前提として、伝える側・教える側が常に成長して前に進んでいる必要があるなと自分を振り返っても思います。
これからも日々レベルアップ、バージョンアップですね。
今回は新しいメンバーの入れ替わりがある今の時期だからこそ必要になる教育について考えてみました。
参考になれば嬉しいです。
それでは、また。