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ぼく
2022年7月25日 01:49
雨が上がり空は赤らむ君が持つ安いビニール傘が赤く煌めく暗かった街並も赤に包まれる時間は命の期限を知ったとたんに加速する見渡す街は赤く燃やされてしまった夕日は山へ落ちて夜を呼ぶカーブミラーもなんにも見えないやさよならの音が近付いてくるおわかれしよう 日が沈みどこかの街へ夕暮れは渡されたあの一瞬を僕の中に閉じ込めておけたのなら僕を内側から燃やしてくれたの