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【2020年度版】短期集中型ダイエットジム店舗数ランキング
こんにちは。
渋谷でパーソナルトレーニングジム「Shibuya Fitness Sharez」を運営している、岡崎秀哉(@hide_sharez)です。
今回は、いわゆる2ヶ月◯◯万円というプランがある、「短期集中型ダイエットジム」の主要プレイヤーについてまとめていきたいと思います。
1.短期集中型ダイエットジムとは?
まず、短期集中型ダイエットジムの定義について解説していきたいと思います。「短期集中型ダイエットサービス」というサービスは、ベーシックなものでいうと「2ヶ月16回、1回50分」というプランで、週2回、パーソナルトレーナーとパーソナルトレーニングを行いながら、食事改善をし、ダイエットを目指す、というサービスです。
オプション的に、週1回のプランや3ヶ月プラン、6ヶ月プラン、1ヶ月プランなどがあったりします。
値段相場としては、最大手RIZAP社が、入会金5万円、2ヶ月16回298,000円の合計約35万円が基準となり、個人店などはそこから10万円程安いジムが多いです。
RIZAP社が2012年に登場し、センセーショナルなCMでフィットネス業界、ダイエット業界に衝撃が走りました。特にフィットネス業界では、月会費1万円、パーソナルトレーニング1回数千円、といったイメージが定番だったので、2ヶ月35万円というインパクトは大きかったです。
しかし、その後、どんどんこういった「短期集中型ダイエットジム」はどんどん増え、現在は日本に1000店舗以上あると言われています。
そして、全てのジムではないですが、2ヶ月プランの場合、1ヶ月以内なら全額返金が適応できるのも特徴です。
短期集中型ダイエットジム以外に、パーソナルトレーニングジムの形として、継続型、サブスク型などがあります。それらについてはこちらの記事をご覧下さい。
2.短期集中型ダイエットジム主要プレイヤーまとめ
では、「短期集中型ダイエットジム」の主要プレイヤーを店舗数順に紹介していきます。
(2021年4月現在)
●RIZAP
元々は2003年に創業された「健康コーポレーション」という、ダイエットおからクッキーやどろあわわなどのヒット商品を生み出してきた通販会社です。代表の瀬戸社長が短期ダイエットジムで成果を出したことから、2012年に「短期集中型ダイエットジムRIZAP」をスタートしました。
一気に店舗展開し、現在129店舗を展開しています。TVCMでも話題を集めた、短期ダイエットジムのパイオニアです。
●24/7workout
元々は2007年に創業し、健康関連商品の通販事業を展開していました。その後、2012年にパーソナルトレーニング事業を開始し、RIZAP社よりも低価格な「食べながら痩せるダイエット」を売りにし、現在69店舗を展開し、2019年にマザーズに上場しています。パーソナルトレーニング事業以外に英会話スクールも運営しています。
●リボーンマイセルフ
2010年に女性専門のパーソナルトレーニングジム事業を開始したパイオニア的存在です。2015年に50店舗に達し、その後、競合の参入により、少しずつ規模を縮小、現在は37店舗を展開しています。「部分痩せコース」があるのも特徴です。
2017年にスタートし、勢いよく出店を進め、現在31店舗を展開する低価格帯のパーソナルトレーニングサービスを提供する「エクササイズコーチジャパン株式会社」と合併しています。
●B-CONCEPT
女性専門のパーソナルトレーニングジムとして、2017年にスタートし、現在27店舗を展開しています。
「脚痩せ特化」「スタイル保証」など他社にはないプログラムを提供しているのが特徴です。
●BEYONDGYM
大元は「株式会社DAIHOLDINGS」という会社で、アパレルやWeb関係など様々な事業を展開している方が代表です。
パーソナルトレーニングジムは「555」からスタートし、フィジークチャンピオンのエドワード加藤選手を看板にした、厳選されたトレーナー陣が売りの「BEYONDGYM」は現在26店舗を展開しています。
●チキンジム
大元はメンズ脱毛の「メンズクリア」という会社です。
元々「シブヤサンカク」という名前でしたが、親会社が変わり、名称も変更されたようです。
ジムの代表は元RIZAPのトレーナーです。
名称が変更されてから一気に店舗展開を加速させ、現在、21店舗を展開しています。
●SLIT(SDフィットネス)
大元はSDエンターテイメント株式会社という会社で、1954年創業の老舗企業です。元々はボーリング場やゲームセンター、映画館など複合施設を展開するエンタメ企業で、一時期ゲオの子会社となり、ゲオフィットネスを「SDフィットネス」と改名し、フィットネス事業を開始。2014年にはRIZAPが買収し、筆頭株主となっています。
SDフィットネスが運営するパーソナルジムが「SLIT」で、現在14店舗を展開しています。
●PALMS
大元はデジタルマーケティング企業「ファンネル株式会社」で、2019年にパーソナルジム事業を開始し、デジタルマーケティングの強みを活かして、ハイスピードで店舗展開。現在12店舗を運営しています。
●RITA-STYLE
大元は「RITAグループ」で、2007年創業のWebマーケティング、通販の会社からスタートしています。代表の方がパーソナルジムに通って結果を出したことから2015年に「RITA-STYLE」を創業し、九州を中心に、都内にも進出し、現在11店舗を展開しています。
●APPLE GYM
元RIZAP、元Policyのトレーナーが2017年に立ち上げたパーソナルジムです。現在は、30店舗を展開しています。
●Shapes girls
2006年にパーソナルトレーナーの尾関さんが創業しました。一時期別の方と組んで店舗展開を進めていましたが、2015年に両者が揉めてしまい、「リボーンマイセルフ」と「Shapes Girls」に分裂しています。Shapes Girlsは現在11店舗を展開しています。
●esthree
運営会社は「プロフェッショナルエナジー株式会社」です。プロフェッショナルブレインバンクという人材会社の代表の方が代表をされています。
2013年と早い時期からスタートし、一時期は16店舗ほど展開していましたが、現在は9店舗と少し規模を縮小しています。
●Bosty
元RIZAP、元24/7workoutで、コンテストでも実績のあるトレーナーが立ち上げたジムです。大元は「BRI group」という不動産系の企業で、2015年にパーソナルジム事業を開始し、現在は8店舗を展開しています。
●D-hearts
早稲田大学スポーツ科学部出身で、元々ゴールドジムなどでパーソナルトレーナーをしていた方が2017年に立ち上げたジムです。現在は、11店舗(FC含む)を展開しています。
●Bodyke
2012年初代ベストボディジャパン優勝の青木泰蔵さんが2015年に立ち上げたジムで、株式会社ダブルイーグルジャパンリミテッドという美容、Webの会社が運営会社です。現在は、7店舗を運営しています。
●Altimake
2012年初回ベストボディジャパンに出場していた、元24/7workoutのアレンアントニオ恵さんが2015年に立ち上げたジム。40分間のトレーニング、乳酸ダイエットなどが特徴的で、現在海外も含め、6店舗を展開しています。(→2021年4月時点では閉業)
●MIYAZAKI GYM
代表の宮崎さんは2011年からパーソナルトレーニング事業を開始しており、2014年に1号店をオープンしています。2016年には業界内では早くレンタルジム事業を開始し、現在は6店舗を展開しています。
●DIETA
元RIZAPの島陽平さんが2015年に立ち上げたジムです。トレーナー陣も元RIZAPメンバーが多く、現在は7店舗を展開し、コンサル業やメディア運営も行っています。
●forza
プロレスラーの吉野達彦さんが2016年に立ち上げたジムです。インスタグラムを積極的に活用しており、現在は5店舗を展開しています。
●CHACHARITO
大元は、株式会社メディアバンク・ブレインという、2005年からある広告会社で、2015年にパーソナルジム事業を開始し、現在3店舗を展開しています。
2ヶ月30万円の高級路線で、機材や店舗のデザイン、食事など細部へのこだわりを感じるジムです。
●Global fitness
2016年からスタートし、マンション1室タイプのジムを現在は3店舗を展開しています。
2ヶ月プログラムが15万円ほどと、大手パーソナルジムよりも低価格が売りです。
●ジュエルボディメイク(2021年4月に調べたところ、Alex gymに名称変更)
2016年にスタートし、店舗数を増やしていましたが、2019年に店舗数を減らし、現在は4店舗の展開です。
2週間だけのお試しプランがあるのが特徴です。
●Lastyle
ボクササイズを組み合わせたダイエット指導、パーソナルトレーニングサービスが特徴的です。2018年からスタートし、現在は5店舗を展開しています。
●SMG
「Shukan Make Gym」の略です。競技歴が高い元アスリートを積極的にトレーナーとして採用しているのが特徴です。
2017年にスタートし、現在は4店舗を展開しています。
●N
女性専門のパーソナルトレーニングジムで、圧倒的な低価格が売りです。現在は、4店舗展開しています。
●MEXTR
元トータルワークアウトのトレーナーが2014年に立ち上げ、現在は3店舗を展開しています。
短期集中型ダイエットプログラムもあり、回数券プランもあります。
●POLICY
元RIZAPのトレーナーが2014年に立ち上げたジムです。一時期、20店舗ほど展開していましたが、今は規模を縮小し、3店舗を展開しています(→2021年4月時点では閉業)
短期集中型ダイエットプログラム以外に、月額制のサブスクプランがあるのが特徴です。また、他のジムと比較して割引する「ジムかえ割」も珍しいサービスです。
●kenz
元バンドマン、元ホストという異色のキャリアを持つトレーナーが2017年に立ち上げたジムです。現在は3店舗展開しています。女性のコンテスト選手が数多く通っている事でも有名です。
●Runway
運営会社は、2015年創業の「Send Feelings会社」で、美容室も経営しています。現在は、3店舗運営しています。
短期集中型ダイエットコース以外に、女性専用のフリートレーニングスペースを完備しているのが特徴です。
●Naia Gym
元24/7workoutのトレーナーが運営している、女性専門のパーソナルジムです。1ヶ月間の「クイックコース」が特徴で、以前は積極的に店舗展開していましたが、現在は少し規模を縮小し、3店舗を運営しています。
●BELION
海外でトレーニング、コンディショニングを学んだトレーナーが2016年に名古屋で立ち上げたパーソナルジムで、現在は3店舗展開しています。
姿勢矯正を売りにしていて、短期集中型プランと、継続コースを用意しています。
4.まとめ
「短期集中型ダイエットジム」は、2012年のRIZAPを皮切りに増えてきましたが、2019年の増加率は鈍化していると思います。さらに、2020年はコロナの影響もあり、規模を縮小したり、閉鎖したジムもあり、日本の店舗数はほとんど変化していないのではないでしょうか?
特にトップのRIZAP社は、2年間ほどほとんど店舗数が増えていません。
2020年8月、9月の状況を聞くと、コロナの影響から少しずつお客様が戻ってきているようです。
パーソナルトレーニングジムのコロナウイルスの影響はどうなのか?
という疑問に対しては、コチラの記事にまとめております。
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