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「姿勢改善」を再考する

こんにちは。
パーソナルジムSharez代表の岡崎秀哉(@hide_sharez)です。
このnoteでは、パーソナルトレーナーとしての専門知識や指導に関すること、フィットネス業界に関することを発信しています。

今回は「姿勢改善」をテーマに発信していきたいと思います。
一般の方々を対象としたパーソナルトレーニングにおいて、ダイエットやボディメイクなどと比べると、姿勢改善は決して広いニーズではないかもしれません。(美姿勢や姿勢改善を売りにしていれば別ですが)
とはいえ、肩こりや腰痛の改善であったり、トレーニングを正しいフォームで行う上で、姿勢改善の要素は大いに役立ちますし、活用できます。
ということで、わかりやすく「姿勢改善」という表現を使っていますが、そこにまつわる知識は、いろんな分野に応用できるので必要なものだと考えています。
今回の記事では、従来の姿勢改善のアプローチについての考えについてまとめていきます。まずは、考え方の共有というイメージです。

1.一般的な姿勢改善における取り組み

まずは、昨今行われている姿勢改善のアプローチについて、情報を整理していきます。

・静的姿勢をチェック
・5つのランドマークで評価
・肩甲骨の位置や骨盤の向きを評価
・固い部位、うまく使えていない部位を確認
・固い部位に対してストレッチ、使えていない部位に対して筋トレ

といったものが一般的だと思います。(かなりシンプルに書いているので実際にはもう少し細かいと思いますが)
なので、一般の方向けの姿勢改善などをテーマにした書籍などでも解剖学を中心とした内容のものが多いように感じます。

改善するための具体的なアプローチとしては

猫背姿勢
→背中が丸まっている
→背中の筋肉が緩んでいる、うまく使えていない
→背中の筋トレをしよう!

といったイメージです。
僕も最初はこのような形で進めてきましたし、それで実際に改善したケースもありました。しかし、なかなかうまくいかなかったり、ホントにこれでいいのかな?という疑問も徐々に出てきました。
そこで、セミナーや本で勉強をし直したり、いろんなトレーナーさんとディスカッションしたり、で考えが少しずつ変わっていきました。

2.これまでの姿勢改善における疑問

上記で説明した一般的な姿勢改善において以下のような疑問があります。

・その場の静的姿勢が瞬間的に変われば良いのか?
・改善後、すぐに元に戻ってしまっていないか?
・筋トレ、ストレッチだけで良いのか?

といったものです。こんな疑問から自分も学びのキッカケを見出していきました。
実際に指導をしていると、「伸びた状態=うまく使えてない、緩んでいる」という考えでしたが、「伸びた状態で固まっている」場合も大いにあるということもありました。
その状態に対して、筋トレしてしまうと・・・さらに固くなってしまいそうですし、姿勢が改善するようには感じません。
また、「筋トレ、ストレッチだけで良いのか?」という点に対しては、「じゃあ、姿勢は筋力、柔軟性で姿勢は決まるのか?」という疑問も湧いてきました。筋トレしている人にも姿勢が悪い人はいるだろうし、筋トレをしていなくても姿勢が良い人はいるわけです。
そういった疑問から姿勢改善について再考していきました。

3.良い姿勢とは何なのか?

姿勢改善について再考する中で、そもそも良い姿勢とは何なのか?という問いにぶつかりました。

・静的姿勢の評価だけで良いのか?
・ランドマーク5ポイントがキレイに並んでいれば良いのか?

といった点です。
様々な書籍を読んだり、セミナーを受けたりする中で、自分の考える良い姿勢について再定義できてきました。

様々な動きに対して働くべき筋が適正に働き、必要な関節運動が的確に行われ、動きに無駄がない状態

つまり、姿勢というものはどちらかというと、動的なもので静的姿勢も動作の一つとして捉えるということです。
そして、改善後も様々なシーンで良い姿勢が維持され、日常生活がより快適になるのが望ましい、というところです。

4.まとめ

ということで、姿勢改善について考えが少し変わり、目指すところが整理できたところで、さらに学び直しを図り、今度は「ではどんなアプローチをすべきなのか?」「何を評価すべきなのか?」などに学びはシフトしていきました。
今後はアプローチについての記事もこちらのnoteで発信してきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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