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うつの症状が酷いときには、心身を休ませるのが大事
こんにちは、Hideですm(_ _)m
私もうつを患って長くなりますが…
鬱症状が酷い時には、どうするのが良いかについてお話ししていきます。
世の中”働き方改革”とは言っても、残念なことに全ての企業がそれに対応出来ている訳ではありません。
未だ昭和のような”イケイケスタイル”で朝な夜なと、モーレツに従業員を働かせているところも、中には見受けられます。
うつになってしまって、自身も苦しいならどうすれば良いかを、私の経験談を含めお話ししていきます。
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心身が疲れてうつを引き起こす 回復には休養を取ることが一番大事
私が鬱の症状が出始めるのは、決まって仕事やプライベートで多忙になった時でした。
症状が出ると頭も回らなくなるし、体は鉛のように重く感じられ、何をすのも億劫になります。
やはり人間体は一つしかないし、時間も一日24時間と決まっています。
やれる事には物理的に、原理原則として限界があります。
私もどうしょうもなく忙しい時に、上司に業務を減らしてほしいと訴えましたが、「効率的にやれ!」とだけ言って、具体的に何をどうやって効率化するところまでは、考えてくれませんでした。
ここがポイントなのです。
要はもう限界が近づいていると訴えているのにも関わらず、解決策の無い無責任な返答をする上司がいることで、回避できる病気も、逆に発症に繋がってしまうのです。
そんな上司って結局その場を適当に、部下に発破をかけて逃れているだけなのです。
そりゃなった事なければ、その人の身になって考えられませんが、せめて産業医に相談するとか、メンタルクリニックの受診を勧めるとか…
わからないなりに部下を思いやれば、アドバイスがあるはずです。
精神の病みを軽く考えるのは、企業としても上司としても良くありません。
会社は、働いている人間の、心身の健康を適切に管理する義務があるのですから。
私の場合ですと、上司から心無い事を言われても、自分が”これ以上は、ヤバい”と感じたら、休ませてもらってました。
大企業なら、産業医もいますが、中小零細企業には、そんなものは存在しません。
だから私は、自身を守る為に自ら休養を取るようにしました。
なので、普段からあまり抱えきれない程の仕事は持たないようにしていました。
なんかそういうと、真面目な日本人は、手を抜いているとか楽しているとか〜言われますが、いざ鬱が酷い状況になったら、会社も上司も何一つ責任なんてとってくれません。
それどころか、保身ばかりに走り、自分の責任逃ればかりする人が多いです。
うつが酷い時の対処法は、まず休む事です。
できれば仕事から離れて、ゆっくり時間を過ごす事です。
事実、それしかありません。
健康な人にとっても休むことは、人間にとって大事なことですからね!
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逃げるのは”恥”ではない むしろ前向きな決断と捉える
それでも、「気合いが足りないからだ!もっと強い心を持って働け!」なんて言う会社は、正直見切りをつけた方が良いかも…ですね。
転職というのは、古い日本の考えでは前向きな事として見られない部分もありますが、それは違うと思います。
”逃げるは恥だが役に立つ”というドラマがありましたが、主演の平匡さん(演:星野源)のセリフで
「逃げたっていいじゃないですか。ハンガリーにこんな諺があります。
【逃げるのは恥。でも役に立つ】
後ろ向きな選択だっていいじゃないか。恥ずかしい選択だったとしても、生き抜くことの方が大切で…その点においては異論も反論も認めない。」
このハンガリーのことわざを、ネットで調べましたら”自分の戦う場所を選べ”ということだそうです。
今、自分がいる場所、置かれている状況にしがみつく必要は無い、自分の得意なことが活かせる場所へ行こう、逃げる事も選択肢に入れよう、という意味だそうです。
そうならば、決してこの考えは後ろ向きではないし、どっちかというとポジティブではないでしょうか。
昔ながらの、目の前の事に身を粉にして全力でぶつかる、場合によっては命をかけて…
というのは、もう今の時代にはマッチしていませんし、そもそも人には向き不向きってものがありますし、複雑且つ多様化が進んだ現代では、精神論だけでは打ち破れないものもあります。
そんなことに、命を削っってまですることなんか無いと思います。
柔軟かつ、自身を活かせる事が、最善策という考え方に切り替えていくべきでしょう。
自分がうつになるほど大変な場所であれば、別の道を模索してたとえ逃げたと思われても、その選択は間違いでは無いと、私も思います。
私は、何度も逃げてきました。ちょっと逃避癖もついてしまうくらいに。
しかし、今こうやって元気に生きているのも、逃げることで最悪の事態を回避できたのだと思っています。
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休養が出来て回復期に入ったら 好きなことをしよう
ある程度、休むことが出来て回復してきたら、何かをしたいって気持ちも湧いてくるはずですから、まずは自分が好きな事をやりましょう。
鬱が酷い時には普段好きな事すらも、したいという気持ちにもなれなかったでしょうから、動ける体と心になってきたら、楽しむ事をしましょう。
私は一番酷い時には、寝たきりで動くことも億劫でお風呂すら入るのが重労働でした。
うつになる多くの人は、真面目で自分を犠牲にしてまで、与えられたミッションを無理してまでやろうとしてしまいます。
自分で抑制してしまうのです。
回復期は、その抑制されていたものを解放してあげましょう。程々に…
完治というレベルでは無い訳ですから、疲れすぎないくらいがちょうど良いです。
例えば釣りが好きな人なら、海に行って太陽の陽を浴びながらのんびり釣り糸を垂らすのも良いでしょう。
あとは、体を無理ないレベルで動かすことをした方が良いでしょうね。
楽しむということは、心にとって一番の栄養ですからね。
まとめ
うつの症状が酷くなったら、まずはしっかり休養をとる事。
医師にかかっている人なら、薬をきちんと用法容量を守って服用する事。
回復してきたら、適度に体を動かして好きな事をして、楽しむ。
私の経験から、鬱の酷い時にどうしたら良いかと、回復してきたら好きな事をして心を癒すのが大事というお話しでした。
ごくオーソドックスな過ごし方でしたが、参考になれば幸いです。
うつの人が少しでも健やかに過ごせたら良いと心から願っております。