詩人自らフィードバック 詩作1000本ノック(1~10本目)
【1本目】頭の中にノイズが走るとき
その場所に存在することが
耐えられなくなる
ざらついた 濁った灰色の僕の思考が
僕の未来を過去に落とす
ひとつひとつ積み上げてきた僕を
ひとつひとう僕から手放していくとき
僕の存在するその場所は
明晰な開けた空間へと再構築され
あたかも
神に捧げる祭壇のような
清らかな神聖さを帯び始める
こびりついた49年分のノイズ
除去するのはなかなか手ごわい
【2本目】今朝おとずれた 心が躍る出会い
突如として現れた
うっすら見える一本の糸
今