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ムダに教養がつくかも知れない不定期な雑学講座の連載(講義中は寝ないこと)~なんか変だよね。という社会問題~ その第1シリーズは「原発行政のわかんないこと」をテーマに考える。【第3講】

だけど、原発はこのままじゃまずいよねと言う理由

  ほくでんさんが、平均22%の再値上げしますよ~。(  ̄3 ̄)b などと申しまして、その理由が原発が再稼働できないから火力の燃費がかかると言ってるんですが、前回申しましたように原発の維持費がかさんでるのは見え見えなんでございます。まぁ、経営上から言うと、そのような仕掛けにどっぷり浸かっておるんですから、仕方のないことと言えば身もふたもないんですが、解らないわけでもありませんな(ㆀ˘・з・˘)

 しかしながら、当然顰蹙を買っているわけなんですが、原発が再稼働したら値下げするとまで言い放っておるくらいですから、その理由などは推して知るべしだし、どこも経済的事由で言えば「再稼働」しなければやっていけないのは明白なんですな。これって、まるっきり薬物中毒の仕組みそのままでございます。

 こう考えますと、まさに「原子力」と言うエネルギー自体が開けてはいけないパンドラの箱だったのではないのか。という事がみてとられますよ。   言ってってみれば進むも地獄、退くも地獄の手詰まりになっておるのが現状だと言う事を、シビアに認識する必要があるって事です。

みんな知ってるのにどうしようもない

   脱原発の言い分も、再稼働の言い分も、実はどちらが正しいとかそんな次元の問題じゃなくなっておるんですよ。とにかくにっちもさっちもいかない。前回は原発再稼働しないと、電力会社が破綻してしまうと言いました。そういう仕組みにどっぷり浸かってるんですから、それこそ大きな痛みを伴う大手術しなくちゃならんことは解っていて、そう言わざるを得ないってわけです。
 じゃあ仕方なく容認するしかないのけ?(ㆀ˘・з・˘)b となれば、このまま無策で進んでいったら、このエネルギーは課題が多すぎますから、地球規模で大変なことになってしまうのは明白なんです。
 そもそも原子力なんてものは最終的には「封印」すべきものであることは、本当は皆さん十分理解しているんでございます。ならば、なして再稼働、果てはMOX燃料の原発を新たに作ろうとしてるのか。
 そうしなくちゃならないカラクリがどこかにあるはずでしょう。そいつを明らかにしないことには、打つ手なんざございませんよ。

 究極の目標を突きつめて考えてみますと、核廃棄物の最終処分をどうするんじゃ?(*`・ω・´)ノという事に尽きると思いますな。
 原発は核燃料を反応させて熱源にしていますから、当然核廃棄物と呼ばれるモノがどんどん増えていきます。今回の福島第一原発事故でも知られたように、全国の各原発には必ず使用済み核燃料プールがセットで作られております。
 これらはだいたい平均6年ほどで満杯になってしまうくらいのキャパしかないのです。これらはリサイクルできるという前提で作られた、青森県六ヶ所村にある再処理工場には使用済み核燃料のプールがあるのですが、これも数年で満杯になってしまう状態なんです。
 さて、この辺に実は「大間原発をやっぱりつくんないばなんない」という話になってくるんですからややこしいのです(ㆀ˘・з・˘)b
ではこの事について、詳しく述べていきましょう。

小声で話す原子力開発の裏話とは

  さて、さきほど問題にしたのは、「核廃棄物」の話でした。そもそも原子力というエネルギーのはじまりは、ご存じの通り「核兵器」です。これはいかに美辞麗句で語ろうとも原子力には必ず核兵器の影がついてまわるわけなんですな。まぁ、これが第1のキーワードだと心に留めておいていただきたいのでございます。

 さて、そもそも核燃料という代物は、どのようにして電力を作り出すのかという事ですが、核反応による熱エネルギーを運動エネルギーに変換し、その運動エネルギーを電力変換するというシステムなんです。
 つまりこの仕組みはこれは熱で水を沸騰させ、蒸気でタービンをまわすことで、運動エネルギーを電力にするっていうところでは、火力発電や地熱発電のメカニズムと、何も変わるところはありません。

 ただ、単に「熱源」を火力にするか原子力にするかの違いだけなんです。有り体に言えば、蒸気を発生させるだけの熱源であれば、何だって良いのです。しからば、なしてそんなに「原子力」にこだわるのかっていう疑問が生まれてくるんですね。

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次回はこのテーマ講義の最終講です。レポート提出は不要ですが、
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